あと2週間で、ロシア(露)の西シベリアからウクライナ経由欧州向け天然ガスパイプライン(PL)トランジット輸送契約が失効します。 旧ソ連邦・新生ロシア連邦は、欧州諸国にとり信頼に足る天然ガス供給源でした。 西シベリア産天然ガスは欧州経済繁栄の礎となり、供給者ソ連邦(ロシア)と欧州大手ガス需要家は50年以上の長きにわたり、共存共栄の「Win-Win」関係を享受して来ました。 天然ガス鉱区開発と長距離幹線PL建設には膨大な費用が掛かるので、天然ガス供給契約は長期契約になります(LNG=液化天然ガスも同様)。 現行のウクライナ経由トランジット輸送契約は2020年1月1日から2024年12月末まで5年間