[バクー発]アゼルバイジャンの首都バクーで国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が11月11日開幕した。欧州連合(EU)炭素国境調整メカニズムや米国インフレ抑制法を巡り中国が新興国を代表する形で異を唱えて中断し、会議は波乱の幕開けとなった。 COP29の焦点は「気候資金」で、途上国からは温暖化の責任を負う先進国に対し年間5兆ドルの資金提供を求める声が上がる。グローバルサウスの背後に中国の影がちらつく。ドナルド・トランプ前米大統領の復活で生まれる気候外交の「空白」を埋めるのは間違いなく中国だ。 米大統領選と上院選を制し、下院選も過半数に近づいている第2次トランプ政権の気候・環境担当