IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターと一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月15日、「複数のサイボウズ製品におけるクロスサイト・リクエスト・フォージェリの脆弱性」をJVN(Japan Vulnerability Notes)で公表したと発表した。
これによると、サイボウズが提供する複数の製品に、クロスサイト・リクエスト・フォージェリの脆弱性が存在する。該当製品にログインした状態で細工されたURLにアクセスした場合、管理画面にアクセスするためのパスワードや、ユーザー認証のためのパスワードを変更される可能性がある。
IPAは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。
この脆弱性情報は、2012年12月27日にIPA が製品開発者自身から届出を受け、JPCERT/CCが製品開発者と調整し、4月15日に公表したもの。
IPAが、影響を受けるシステムとして指摘したのは以下の製品。『サイボウズ Office 9.2.3 およびそれ以前』『サイボウズ Office 8.1.5 およびそれ以前』『サイボウズ メールワイズ 5.0.3 およびそれ以前』『サイボウズ メールワイズ 4.0.5 およびそれ以前』『サイボウズ デヂエ 8.0.6 およびそれ以前』。