The FreeBSD Release Engineering Teamが米国時間11月14日、「FreeBSD 10.1-RELEASE」のリリースを発表した。10.0-RELEASEの安定性を強化しつつ、新機能も加わっている。
FreeBSDはBSDから派生したUNIX系のOSで、サーバ、デスクトップ、組み込みプラットフォームで利用されている。高度なネットワーク機能とストレージ機能を持ち、セキュリティも特徴とする。
最新のFreeBSD 10.1-RELEASEでは、新しいコンソールドライバのvt(4)、ファイルシステムオートマウント機能autofs(5)が加わった。仮想マシンモニタbhyve(4)では、FreeBSD/i386ゲストのサポートが加わり、zfs(8)ファイルシステムからの起動もサポートする。
amd64アーキテクチャではUEFI(Unified Extensible Firmware Interface)の初期サポートを実現した。IPv4とIPv6スタックでは、UDP-Liteプロトコル(RFC 3828)を新たにサポートする。
このほか、OpenSSH、OpenPAM、OpenSSL、Senmail、パッケージ管理のpkg(8)などがバージョンアップデートしている。