IDC Japan は8月15日、国内レイヤー4-7スイッチ(L4-7スイッチ)市場の2012年実績と予測を発表した。同市場は前年比成長率14.3%の246億7700万円であり、2012~2017年年の平均成長率(Compound Annual Growth Rate:CAGR)は、8.8%と予測する。
2008~2017年の国内L4-7スイッチ市場のエンドユーザー売上額予測(提供:IDC Japan)
成長の一因としてIDCは「スマートフォン利用拡大に伴うモバイルサービスやトラフィックの増加、企業のクラウド利用拡大がけん引役となった」と説明する。
特に移動体を含む通信事業者向けの売り上げは、前年比36.2%増と拡大した。移動体通信事業者へのサーバ負荷分散需要や、負荷分散需要、L4-7スイッチのトラフィック削減機能などを目的に導入が進んだという。
2013年以降はスマートフォン利用が拡大のみならず、スマートデバイス活用を前提とする企業向けアプリケーションのウェブ化、サーバ負荷分散以外の機能統合が同市場拡大に寄与するとした。