NEC、ITサービス管理ツールの生成AI機能を発売

ZDNET Japan Staff

2024-12-18 11:02

 NECは12月18日、ITサービス管理ツール「WebSAM IT Process Management クラウドV2」のオプションとして生成AI機能を20日に発売すると発表した。手作業の「回答文の作成」「対応履歴の要約・引継ぎ」「回答文のレビュー」を生成AIに組み込み、回答品質の向上と平準化、コミュニケーションの円滑化を図るという。

 新機能では、問い合わせに対し「回答者の立場」「回答先」「目的」の条件を入力することで、インシデントや問い合わせの内容と回答方針を踏まえた回答文案を生成AIが自動作成する。問い合わせ単位ごとの対応履歴を生成AIが要約で表示し、運用担当者が全対応履歴を詳細に確認することなく要点を素早く把握でき、関係者との情報共有やエスカレーション対応作業などを効率化できる。

 また、運用担当者が作成する回答文のレビューを生成AIが行う。「表記の統一」「応急対処・暫定対処」「復旧見込み」などの定形的なレビュー観点を条件登録することで実行し、人力によるレビュー作業の負担軽減や回答品質の向上を支援する

 同機能の価格は1ユーザーに付き月額5000円。別途利用にはWebSAM IT Process Management クラウドV2が必須で、同ツールの価格は10ユーザー分が月額4万円になる。

生成AIオプション機能イメージ(出典:NEC)
生成AIオプション機能イメージ(出典:NEC)

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウド基盤

    ビジネス変革の鍵となる「IT運用の自動化」、失敗しない導入ポイントと成功事例を紹介

  2. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

  3. 運用管理

    メールアラートは廃止すべき時が来た! IT運用担当者がゆとりを取り戻す5つの方法

  4. クラウドコンピューティング

    ユーザー向けサーバーレスアーキテクチャ設計ガイド--サーバーレスに潜む25の脅威とリスクとは

  5. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]