Salesforce.comは米国時間8月31日、2017会計年度第2四半期決算(7月31日締め)を発表した。予想を上回ったが、第3四半期のガイダンスが予想を下回ったため、株価は株式市場終了後に下落した。
売上高は前年同期比25%増の20億4000万ドル、非GAAPベースの利益は1株あたり24セントだった。
アナリストらは売上高を20億2000万ドル、1株あたりの利益を22セントと予想していた。
サブスクリプションとサポートの売上高は前年同期比24%増の18億9000万ドル、プロフェッショナルサービスとその他の売上高は同33%増の計1億5100万ドルだった。
第3四半期の見通しについては、アナリストらは売上高を21億3000万ドル(1株あたり利益24セント)と予想している。一方、Salesforce.comの同四半期見通しはこれを若干下回っており、売上高が21億1000万~21億2000万ドル、1株あたり利益が20~21セントとなっている。
2017会計年度通期では売上高のガイダンスを再び引き上げ、82億7500万~83億2500万ドルとした。
最高経営責任者(CEO)のMarc Benioff氏は今回の決算によって、「四半期の売上高が20億ドルを上回るというマイルストーン」、すなわち同程度の規模のエンタープライズ向けソフトウェア企業がこれまでなし得なかったマイルストーンを突破できたと語った。
またBenioff氏は「Salesforce Einstein」についても触れた。同氏はEinsteinを、「世界初の、顧客関係管理(CRM)向けの包括的な人工知能プラットフォーム」と表現した。同プラットフォームはサンフランシスコで10月に開催される年次カンファレンス「Dreamforce」で披露される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。