ゾーホージャパンは7月20日、IaaS環境構築管理ソフトウェア「OpenStack」環境の監視に対応した「APMプラグイン」の最新版をリリースした。統合監視ソフト「ManageEngine OpManager」のオプションとして提供される。
税別価格は、モニタ数が25件でサポート付きの年間ライセンスが10万4000円から、初年度サポート付きの通常ライセンスが24万9000円から。OpManagerの価格は、監視対象が50端末でサポート付きの年間ライセンスが23万4000円から、初年度サポート付きの通常ライセンスが51万9000円から。
OpManagerは、サーバとネットワークを監視するためのパッケージソフトウェア。直感的な管理画面で誰でも容易に監視を始められるとしている。仮想/物理サーバ、ネットワーク、サービス、プロセス、性能、Syslog、イベントログなどの監視、障害管理、アラート通知、レポートといった35種類以上の標準機能を利用できる。
APMプラグインは、OpManagerサーバとあわせて導入することで、統合コンソールからアプリケーションのパフォーマンスを監視するオプション機能。Oracle Database、Microsoft SQL Server、PostgreSQL、Apache HTTP Server、Internet Information Services(IIS)、Tomcatなどの性能を監視できる。
OpenStackの監視機能が新たに追加されたことで、OpenStack環境で何が起こっているのかを容易に把握可能になり、エンドユーザーに影響がおよぶ前に迅速に是正措置を講じられるようになる。
APMプラグインでのOpenStack監視機能の概要は以下の通り。
- OpenStackインスタンスのステータスを把握し、起動、停止、再起動などのアクションを実行
- OpenStackサービスの情報を把握し、有効化、無効化、削除のアクションを実行
- 各イメージのステータス、可視性、ディスクフォーマット、サイズなどの情報を把握
- OpenStackのインスタンスのパフォーマンスやサービスに問題が発生した際、素早くアラームを通知
OpenStackの監視画面(ゾーホージャパン提供)