Microsoftが「Work Assistant」という新しいアプリケーションを社内でテストしている。これは、同社の創業者であるBill Gates氏が密接に関与するプロジェクトの1つである可能性がある。
この新しいアプリWork Assistantについては、WMPUが最初に報じた(筆者はSoftpediaを通してWMPUの記事を見た)。
社内プライベートベータ版の状態にあるこのWork Assistantアプリは、スマートフォン向けOS「Windows Phone」を搭載する端末上でさまざまな「Office」関連の作業を行うユーザーを支援するもの。
筆者の情報筋の1人によると、Work AssistantアプリはMicrosoftのDigital Life + Workグループで開発されているという。同グループは、Qi Lu氏率いるApplications and Services Group(ASG)の1部門。ASGの最高エクスペリエンス責任者を務めるJulie Larson-Green氏がWork Assistantの開発を指揮しているとみられており、また、Gates氏が関与していると筆者の情報筋は述べている。
Gates氏は先頃、RedditのAsk Me Anything(AMA)セッションで、新しい「Personal Agent」プロジェクトに取り組むMicrosoftを支援していると述べていた。詳細について多くは語らなかったものの、Gates氏は次のように述べた。
「Microsoftとともに私が取り組んでいるプロジェクトの1つに、Personal Agentがある。すべてを記憶して、ユーザーが後で戻って何かを探したり、注意すべき項目をピックアップしたりできるように支援するものだ。ユーザーがアプリケーションを見つけて選択しなければならず、個々のアプリケーションでそれぞれ新規情報を確認しなければならないというのは、効率的なモデルではないというのがその考えだ。エージェントがこの問題を解決する。エージェントは、ユーザーが所有するすべての端末にわたって動作する」
「Windows Phone Store」のWork Assistantアプリに関するページによると、ベータ版のサイズは2Mバイトで、最終更新日は2014年12月2日となっている。Windows Phoneのバージョン8.1を搭載する端末上で動作し、ユーザーの予定および連絡先に関する情報に加えて、インターネット接続とマイクが必要だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。