Webマーケティングガイドでは、インターネット調査会社のメディアインタラクティブと共同調査のもと、定点観測として、「検索サービスの利用実態」に関する調査を実施した。
前回の「検索エンジンのニーズと利用」に関する調査では、Yahoo!のユーザーとGoogleのユーザーに明らかな違いがあることが分かった。
今回の調査では、スポンサーサイト閲覧の有無やスポンサーサイト(Googleにおいてはスポンサーリンク)と自然検索結果上位で表示された際のユーザーの印象、検索エンジンを利用してどの位の期間で商品購入に至るかを調査した。
今回の調査対象者は16歳〜59歳までの男女500人。性年代別で50人ずつの均等割付けを行った。
≪調査結果サマリー≫
検索結果表示画面にスポンサー(サイト)と表示された検索の結果の閲覧について尋ねたところ、「たまに見ている」が55.8%と最も多く、次いで「見ない」が34.8%となった。
「たまに見ている」と「よく見ている」を合わせると62.2%おり、ユーザーのスポンサーサイトへの接触機会は60%を超えていることが伺える。
検索結果の上位部分(色のついた部分)と右側に表示される「スポンサー(サイト)」と、キーワードを入力して検索した検索結果画面で広告ではない、検索結果部分である「自然検索結果」。この2つの表示部分でどちらをクリックすることが多いか尋ねたところ、「自然検索結果をクリックすることが多い」が57.6%、「スポンサーをクリックすることが多い」が25.8%となった。
Q1の結果を考慮すると、特定の検索キーワードを検索した際に、自然検索結果において上位表示されるように、SEO対策をしていくことは重要であると考えられる。
また「スポンサーをクリックする」と「どちらも同じ位クリックする」ユーザーを合わせると、40%以上おり、自然検索結果とスポンサーを使い分けていくことが必要だと考えられる。
欲しいものがあり検索エンジンを利用し、見つかった商品を購入するまでにどの位かかるか尋ねたところ、「数日経ってから購入することが多い」が48.4%と最も多く、「その時点で購入することが多い」が18.6%になった。
半数近いユーザーは、欲しい商品が見つかってもその時点では購入せず、数日経って購入していることが伺える。
Q3を性年代別で見た場合、女性(特に10〜40代)で検索をしてもすぐには購入せず、数日経ってから購入する傾向が強いことが伺える。
Q3の結果で、ユーザーはある程度の期間を経て商品購入に至っていることから、広告主は広告の直接効果だけをみるのではなく、広告の間接効果も加味した上で、測定・分析し、広告投資効果の最大化を狙った広告展開をしていくことが必要だと言えるのではないだろうか。
調査は、メディアインタラクティブが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、 リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
調査対象者:16歳〜59歳の男女(性年代の均等割付け)
サンプル数:500
調査期間:2008年4月9日〜2008年4月10日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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