2016年は、「Kindle Unlimited」や「Spotify」など数多くのBtoC向け定額制サービスが登場する一方で、「関心空間」や「前略プロフィール」、「ザ・インタビューズ」などのコミュニティサービスが終了、さらに「モバツイ」などガラケー時代のサービスやインターフェースも終息が相次ぐなど、技術やトレンドの移り変わりを強く印象づける年となった。一方で個人運営を含むユーティリティ系のウェブサービスは、新顔のサービスも数多く登場し、活気を取り戻した印象がある。
本連載では公開日にこだわらず世界のさまざまなウェブサービスを紹介しているが、今回は2016年に本連載で扱ったサービスの中から、反響が大きかったサービスを10個ピックアップして紹介する。決して2016年公開されたサービスばかりではないが、にもかかわらず反響が大きかったことからして、ある意味で現在のニーズを反映したセレクトといえる。使ったことのないサービスがあれば、この機会にぜひ使ってみてほしい。
「Down For Everyone Or Just Me」は、対象となるサイトがダウンしているか否かをチェックできるサービス。手持ちのPCなどで目的のサイトが表示できない場合に、自分だけが見られないのか、それともサーバが落ちていて別の環境からもアクセスできないのかを確認できるので、原因の切り分けに役立つ。繰り返しチェックしたいドメイン名はブックマークしておくことですばやく呼び出せる。
「Securl(セキュアール)」は、入力したURLの安全性を診断してくれるサービス。ウィルス情報や詐欺サイト判定、迷惑サイト判定を行ってくれることに加えて、ユーザーの身代わりになってサイトのスクリーンショットを取得してくれるなど、豊富な機能が特徴だ。スクリーンショットの取得時に遅延秒数を指定する機能を備えているため、スプラッシュページを表示するサイトなども問題なく取得可能。
「Nibbler」は、指定したウェブサイトについて、サイトの作りが構造的に正しいか、ユーザビリティやアクセシビリティは問題ないかといった、人および検索エンジンから見た場合に使いやすいサイトであるかを、ワンクリックでチェックできるサービス。人とロボット両方のアクセスを対象にしており、幅広いチェック項目を網羅していることが特徴。インターフェースは英語。
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