WikiLeaksは米国時間1月18日遅く、先日亡くなったインターネット活動家のAaron Swartz氏が同組織を支援していたこと、Julian Assange氏と連絡を取っていたこと、そして、同組織の情報提供者の1人だった可能性があることを明かした。
アイスランドでコメントを求められたWikiLeaks関係者のKristinn Hrafnsson氏はカリフォルニア時間19日夜、米CNETに対して、それらのツイートが本物であることを認めたが、詳しい説明は控えた。
WikiLeaksはそれらのツイートの中で、情報を開示するのは、Swartz氏に対する「シークレットサービスの関与の調査のため」だと述べた。
以下が問題のツイートだ。
最後のツイートの言い回し(「強力な理由があるが、それを証明することはできない」)は、WikiLeaksが情報提供者の匿名性保護のために必要と話す予防措置と関係があるのかもしれない。WikiLeaksのポリシーには次のように書かれている。
われわれは複数の国際管轄をまたいで、多くのサーバを運用している。われわれはログを保存しない。したがって、これらのログを押収することはできない。匿名化はWikiLeaksネットワークの早い段階、つまり情報がわれわれのウェブサーバに渡されるずっと前に実行される。専門的なグローバルインターネットトラフィック分析を行うことができないので、匿名の情報提供者の身元を暴くには、われわれの組織のさまざまな部門が結託しなければならない。
WikiLeaksの野心的なツイートは、同組織が示唆しようとしていることについての憶測を呼んでいる。The VergeのTim Carmody氏は、「これらのツイートの目的は、米連邦検事事務所とシークレットサービスがWikiLeaksを攻撃するためにSwartz氏を標的にしたこと、そして、Swartz氏が同氏の連絡者の匿名性を守って亡くなったことを暗示することだったのかもしれない。もっと多くの証拠が提示されない限り、その暗示された主張を額面通りに受け取るのは無責任な行動だろう」と書いた。emptywheelブログは次のように書いている。もしこれが本当なら、それらのツイートは、「米国政府がWikiLeaksを捜査する根拠として、Swartz氏のJSTORコンテンツダウンロードに対する大陪審調査を利用」したことを「強く示している」。
WikiLeaksが、シークレットサービスの関与を強調することで何を伝えようとしたのかを詳しく説明し、それを支持する証拠を提示するまで、何らかの結論を下すのは難しいだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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