ソニーにとっては、三度目の正直というところだろうか。タッチスクリーン式の電子書籍端末における過去2度の挑戦を経て、同社は正式に最新世代の「Reader」を発表した。そして今回、ソニーのエンジニアたちは、少なくともタッチスクリーン機能については、ようやく正しいやり方を見つけたと言えるようだ。
事前のうわさ通り、ソニーは基本的にReaderの3モデルすべてに新技術を加えてアップグレードしている。特筆すべきはE-Inkの「Pearl」ディスプレイを新たに採用したことで、これによりコントラストが向上している。このディスプレイは、Amazon.comの「Kindle」および「Kindle DX」の最新モデルでも使用されているものだ。今回のアップグレードで、最小モデルの5インチ型「Pocket Edition」では型番が「PRS-300」から「PRS-350」に、「Touch Edition」では「PRS-600」から「PRS-650」に変更された。これらのモデルの小売価格は、Pocket Editionが179.99ドル、Touch Editionが229.99ドルとなっており、すでに販売開始されている。
一方、より大型の「Daily Edition」(PRS-950)は、7インチの画面を備え、Wi-FiとAT&Tが提供する3Gワイヤレス通信機能が組み込まれている。価格は「およそ」299.99ドルになる見込みで、2010年11月に店頭に並ぶ予定だ。
5インチ型のPocket Edition(PRS-350)は小型かつ軽量で、重さは5.64オンス(約160g)、厚さはわずか0.33インチ(約8.4mm)しかない。また、内蔵メモリは2Gバイトに増強されている。
Touch Edition(PRS-650)の機能はPocket Edition(PRS-350)とほぼ同じだが、より大型の6インチ画面を備えており、旧版と同様にSDカードおよび「Memory Stick PRO Duo」用の拡張スロットを実装しているほか、音声ファイルも再生できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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