物体が磁石の力で空中浮遊するものとして、まず盆栽「Air Bonsai」、次にBluetoothスピーカ「PUMP Air」を紹介した。そして、浮かせたままスマートウォッチを充電できる「Lift」も記事にしてきた。
そんなシリーズ化しつつある空中浮遊デバイスに、とうとうスマートフォンを浮かべる「OvRcharge」が登場した。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
OvRchargeは、スマートフォンに特殊なジャケット型ケースを装着し、ベースモジュールの上を浮遊させられるデバイス。無線給電機構も搭載しているので、浮かせると同時にスマートフォンをワイヤレス充電できる。重さ600gのものまで浮かべられるという。
ベースモジュールには、標準モデルのOvRcharge(140×140×33mm)と、やや大きな「OvRcharge Ultra」(170×170×35mm)がある。両者の相違は供給電力で、前者は最大500mAh、後者は最大700mAh。
スマートフォンを浮かべて充電するために必要なケースは、スマートフォンのモデルに合わせて専用のものを選ぶ必要がある。現時点で、iPhone 6/6s/6 Plus/6s Plus/5/5s/5c/SE用のほか、GalaxyやXperiaの各種モデル用などのケースが存在する。
開発チームは、本体だけで重さが700gを超える12.9インチ版「iPad Pro」も浮かべて充電できる強力なモデル「OvRcharge Mega」を開発している。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月18日まで。記事執筆時点(日本時間8月16日14時)で、目標金額4万カナダドルを大きく上回る約5万8000カナダドルの資金を集めている。
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