ディズニーランドやディズニーシーへ遊びに行ったり、ディズニーリゾート周辺の提携ホテルを利用したりすると、何も伝えないのに行く先々で自分の好みに合わせたサービスが提供されるようになるかもしれない。
Walt Disneyの関連会社であるDisney Enterprisesが、テーマパーク来園者を靴の画像で特定し、立ち寄り先でその人に合わせたサービスを提供する技術を考案した。これを米国特許商標庁(USPTO)に出願したところ、米国時間7月19日に「SYSTEM AND METHOD USING FOOT RECOGNITION TO CREATE A CUSTOMIZED GUEST EXPERIENCE」(特許番号「US 9,393,697 B1」)として登録された。出願日は2015年4月2日。
この特許は、カメラで撮影した靴の画像を認識し、顧客データベースを参照して来園者を特定したうえで、テーマパークのさまざまな場所に設置されたほかの認識装置で同じ来園者を見つけ、対象者に適したサービスを提供する技術を説明したもの。チケットブースや入場口などに認識装置を置いておくと、来園者のテーマパーク内での動きを把握できる。
テーマパーク内の認識装置は、移動販売ワゴンや土産物店のレジ前に置くと、来園者に合わせたサービスを提供しやすい。アトラクションで動く乗り物の足元に設置することも可能だ。自律移動するロボットに搭載し、出会った来園者に合わせて異なる対応をさせる応用も考えられる。
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