2016年後半か2017年前半に発売予定の少なくとも2機種のハイエンドスマートフォンで、Nokiaブランドが存続する可能性があると報じられている。
NokiaファンブログサイトのNokiaPowerUser(NPU)が現地時間7月16日、「信頼できる情報筋」の話として伝えたところによると、5月にNokiaブランドをMicrosoftから買収したHMD Globalは、メタルデザインと「よく知られたNokiaの雰囲気」を備えた「Android」スマートフォン2機種を現在開発中だという。
両機種とも、近くリリース予定の「Android Nougat」を搭載する予定だとNPUは報じている(NPUは「Windows Phone」の情報も扱う)。さらに、指紋スキャナと高感度カメラセンサも搭載するという。情報筋によれば、Nokiaがグラフェン素材の研究に取り組んでいることを考えると、その画像センサはこれまでのNokiaのスマートフォンで最も高感度なものになる可能性があるという。
Microsoftは2013年にNokiaのWindows Phone携帯電話事業を買収したが、AppleとAndroidが支配する市場で成功を収めることはできなかった。Windows Phoneを離れてAndroid陣営に加わることによって、HMDは消費者にもう一度Nokiaブランドを試してもらいたいと考えている。
Nokiaには「頑丈で強力」なスマートフォンメーカーというブランドイメージがあるので、いずれのスマートフォンも耐水性と耐塵性を備えたものになるだろうと、NPUは伝えている。小型モデルは5.2インチ、大型モデルは5.5インチのスクリーンをそれぞれ搭載するという。解像度は未確認だが、QHD(2560×1440ピクセル)ディスプレイが採用される可能性が高いとしている。
これらのスマートフォンには、Nokiaの「Z Launcher」インターフェースの機能強化版が搭載される可能性もある。この機能強化版は、ユーザーのスマートフォン使用方法を学習し、それに従って自らを適応させようと試みる。
これら2機種に加えて、1~2機種のNokiaブランドのAndroidスマートフォンが2016年末頃に発売されるかもしれないと、情報筋は述べている。しかし、テストや開発の進み具合によっては、そのタイムフレームが2017年第1四半期に変更される可能性もあるとも言い添えたという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス