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日本IBM、投資信託向けロボアドバイザーを地銀などに提供へ--Finatextと協業

 Finatextは4月18日、日本アイ・ビー・エムと協業して、Finatextが保有する独自のロボアドバイザーのエンジンを金融機関向けに提供すると発表した。

 Finatextは、2014年に設立された東京大学発のFintechベンチャー企業。株予想の集まるアプリ「あすかぶ!」やFXアプリ「かるFX」、投信選びをサポートするアプリ「Fundect」、独自の投資信託のデータベースである「AssetArrow」を開発・運営している。

 同社は、投資信託協会の評価機関でもあり、国内のすべての公募投信のデータを提供してきた実績と、ウェブサービスやスマートフォンアプリの運営で蓄積してきたノウハウを活用。各金融機関が取り扱う投資信託から、適切なポートフォリオを提示するロボアドバイザーエンジンを開発した。すでに、三菱東京UFJ銀行と共同で、投資信託選びのためのスマートフォンアプリ「Fundect」を提供している。

 今回の協業により、Finatextの持つ投資信託選定のエンジンを日本アイ・ビー・エムと共同で全国各地の金融機関、特に地方銀行に向けて提供する。投資信託は大半を対面で販売しているが、ロボアドバイザーの導入により、インターネットと対面をうまく融合した新しい投資信託の販売の形を確立するとしている。

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