Amazon.comは米国時間4月21日、同社のサイト経由で近場の小旅行の計画と予約を支援する新サービスを開始した。
このサービスは「Amazon Destinations」と呼ばれ、短期間の旅行向けに、ユーザーの自宅から近い目的地のリストを提示し、ホテルの予約に加え、食事や見どころについての情報を提供する。たとえば、ニューヨークに住んでいる人は、このサイトでキャッツキル山地、ハンプトンズ、ニュージャージーショアなどのホテルを予約できる。ただし、現時点では限られた地域での提供にとどまり、このサービスを利用できるのはニューヨーク、ロサンゼルス、シアトルの各大都市圏だけだ。
シアトルに拠点を置くEコマース企業のAmazonは、この新サービスで、すでにTripAdvisor、Expedia、Grouponといった多くの競争サイトがひしめき合う旅行サービス事業に参入することになる。その主力サイトへのアクセス数の多さから、Amazonは顧客を引き込むことができるかもしれないが、それでもなお、Kayak、Airbnb、Hipmunkを含む多数のオンライン旅行代理店に差をつけるには、相当な努力が必要だろう。
Amazon Destinationsは、「Amazon Local」から展開する形で運用されている。Amazon Localは、地元のショップ、劇場のチケット、レストラン、エンターテイメントなどの割引を提供する同社のデイリーディールサービスを集約するサイトだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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