「Android」のオープンソース版派生OSを容易にインストールするためのアプリ「CyanogenMod Installer」が、「Google Play」ストアに登場後わずか2週間で姿を消した。
新興企業CyanogenModの開発者らはこのインストーラの公開を中止した理由について、GoogleからGoogle Playの開発者規約に違反していると指摘されたためだと述べている。しかしCyanogenModはこのインストーラが再び公開可能になることを願っている。同社は米国時間11月27日、ブログへの投稿で今回の公開中止について説明した。
彼らはわれわれに対して、このアプリの公開を自主的に中止するよう通知してきた。そして、われわれが中止しない場合には管理者権限で強制的に公開中止の措置に踏み切るとも伝えてきた。われわれは彼らの意向に従ったうえで、より望ましい解決策が見出されるまで待つことにした。
Google Playチームに連絡を取ったところ、アプリケーション自体は害がないと言えるが、「ユーザーに対して保証を無効にするよう促す」ものとなっているため、Google Playストアで公開し続けることはできないとの回答を得た。
その一方、このソフトウェアを使用したいユーザーは「サイドローディング」することが可能だ。これには、Google Playストア以外からのソフトウェアのダウンロードを禁止するというAndroidのデフォルト設定を無効化する必要がある。CyanogenModは「これは面倒であり、手順も増えるものの、そうすることで前に進む道が開かれる」と述べている。
このソフトウェア自体は比較的シンプルなものとなっている。「ADB」開発ツールを利用可能にする方法をユーザーに提示した後、「Windows」コンピュータ上で稼働するCyanogenModインストーラへとユーザーを導くようになっている。
「このアプリケーションは膨大な数が既にインストールされており、より多くの選択肢に対する需要と、Androidエクスペリエンスを代替するものへのニーズがあるということを証明している」(CyanogenMod)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来