アップルが米国時間9月19日に提供を開始したモバイル端末向けの最新OS「iOS 6」。今回からアップルは「Google マップ」アプリを標準搭載せず、自社開発した独自の地図アプリを提供している。しかし、実際にアップデートしたユーザーからは、日本国内の地図はGoogleマップと比べると情報量が乏しいなどの厳しい意見も挙げられている。
そんなiOS 6の地図アプリで、特定のお店などを検索すると表示される赤色のマップピンの詳細を見ると、新たに「Yahoo! JAPANの詳細情報」という項目が追加されていることに気づく。これを選択すると、その地点に関する「Yahoo!ロコ」の情報ページへとアクセスできるようになっている。なお、特定の地点を長押しすると立てられる青色のマップピンではYahoo!ロコの情報は表示されない。
この機能についてヤフーに確認したところ、同社はアップルと提携し、iOS 6の地図アプリに同社の地点情報を提供する契約を結んでいるという。ヤフーはすでにさまざまなパートナーに地図APIを提供しており、「パートナーの用途に合わせて、地図APIや地点情報APIを提供している。アップルもそのうちの1社」と説明する。
なお、ヤフーが提供しているのは地点に関する詳細情報のみとなっており、マップデザインなどには関与していない。
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