ニューヨーク発--YouTubeは、ユーザーの滞在時間を延ばす目的で考案された新たな音楽機能のテスト提供を開始した。
「YouTube Disco」という新機能により、検索フィールドにアーティスト名や曲名を入力すると、それに応じたプレイリストが作成される。プレイリストの各クリップは、ユーザーが指定することなく、次々と自動的に再生される。
ユーザーは、プレイリスト内の曲のミックスやマッチングを行うことも可能である。こうした取り組みは、ユーザーに何時間も無料の音楽を視聴させる一環でなされている。YouTubeは現在、1カ月間に何億人ものビジターを抱えているが、Google傘下の同社は、もっと人々が長時間滞在するようになってほしいと願っている。YouTubeのユーザーは、1度の訪問で平均して15分間滞在している。
しかしながら、YouTubeのサポートを受けて3大音楽レーベルが立ち上げたミュージックビデオのスタートアップ企業であるVevoのサイトでも、まもなくミュージックビデオクリップの提供が開始されると、Vevoの最高経営責任者(CEO)のRio Caraeff氏は、米国時間2月25日にインタビューに答えて明らかにした。Caraeff氏は、「Digital Music Forum East」カンファレンスにて語っている。
この新機能は明らかに、約1年前にアイオワ州のティーンエイジャーであるDavid Nelson君が立ち上げた「Muziic」などのサービスに対抗するために、YouTubeおよびVevoが打ち出してきたものである。Muziicでは、ユーザーがYouTube上のクリップを動画としてではなく、MP3ファイルのように扱えるようにもなっている。今回の動きの2カ月前、Caraeff氏ならびにVevoはMuziicでVevoのコンテンツや商標を使うのをやめるようにNelson君に要求している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ
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