SkypeとThe Cloudの両社が明らかにしたところによると、欧州のユーザーはまもなく、無線LANサービスを提供するCloudのアクセスポイントからSkypeのインターネット通話サービスにアクセスできるようになるという。
通常のオンライン回線からPC経由でSkypeのVoIPサービスにアクセスするのは無償だが、Cloudの無線LAN網にアクセスするには、SMC Networksが提供するSkype対応の携帯電話が必要となる。サービスの価格は月額約13ドル(6.99ポンド)だという。
Cloudの最高技術責任者(CTO)Niall Murphy氏は米国時間10月10日、Skypeと結んだ提携は「これまでの電話サービスに変わる選択肢となる、本物の低コストサービスのはじまりだ」と述べた。
サービスは10月にまず英国で開始し、2006年末までには欧州各国に拡大する。Cloudが運営するアクセスポイントは、欧州各国に8500カ所以上ある。
現時点では、このサービスを利用できる端末はSMCのWi-Fi対応IP電話端末「SMCWSKP100」(約277ドル)のみだ。だが、Cloudの関係者はZDNet UKに対し、「ハンドセットなどの端末が公衆無線LAN環境で動作するよう、端末メーカーと積極的に連携していく」と語った。
無線LANアクセスポイントは、商店、ホテル、空港などで利用できる。Cloudはまた、英国9都市で野外アクセスポイントの提供も開始している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力