AOLは、より多くの人のWebサイトやブログに同社のサービスを利用してもらうべく、映像検索エンジンを開発者向けに公開した。
Time Warner傘下のAOLは米国時間9月18日、映像検索アプリケーションを構築するためのAPI群を発表した。APIには、高度キーワード検索、タギング、レーティング、RSS、ブログやソーシャルネットワークで映像を共有するためのサポート機能などを含む、いくつかの機能が提供されている。
これらのAPIの目的は、インスタントメッセージングクライアント「AIM」やIP電話サービス「AIM Phoneline」などのアプリケーションを開発者向けに公開したときとは異なる。AIMやAIM Phonelineのツールキットは、既存ソフトウェアへの変更を可能とするものであった。しかし、今回の新しい映像検索APIは、AOL以外のサイトに同社の映像検索エンジンを広めることに目的がある。
APIは、RESTおよびAjax形式で入手可能である。
AOLの映像検索エンジンは、BBCやCNNからのクリップなど、主にサードパーティーの映像へのアクセスポイントとなる。有料でTV番組や映画などオンライン映像の「チャンネル」を視聴するためのポータルである「AOL Video」とは異なる。
APIを提供するにあたり、AOLは「Video Search Developer Center」を公開した。このサイトでは新しいAPIを用いて開発されたさまざまなマッシュアップアプリケーションが用意されている。そこには、映像を共有するためのFlashウィジェット「YouTube-style」や、PHPやJavaバージョンのカスタマイズされた検索結果などがある。
AOLはまた9月18日、「AOL Director Account」プログラムという構想を発表した。こちらは開発者ではなく、オンライン映像の制作側や配信側向けのプログラムである。Director Accountに登録したユーザー(AOLまたはAIM会員登録が必要)は、RSSフィードを作成すれば、自分のコンテンツをAOLの映像検索エンジンのインデックスに追加できる。
9月18日には、Viivベースのコンピュータ専用のコンテンツを提供するためにIntelと提携することも発表された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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