ヤフーとアルプスは9月28日、「Yahoo!地図情報」の情報をユーザーからの投稿によって更新する実験を開始した。実験運用は6カ月行われる。
Yahoo!地図情報は、月間総ページビュー約3億7000万のインターネット地図サイトで、地図データはアルプスが提供している。新規施設のオープンや既存店舗の閉店といった地図情報は、アルプスが独自に調査、収集して定期的に更新しているが、この方法に加えて全国のユーザーから身近な地域の情報を募集することで、より早く正確で詳細な情報の更新につなげる。
ユーザーは、地図詳細ページから情報を投稿できる。投稿する内容は、施設の名前や種類、情報の内容などだ。主な募集対象情報は、「コンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどが新たにオープンする」「地図に出ている店やビルの名前が変わった」「近所のスーパーが閉店した」などを想定しているという。投稿された情報は、アルプスが1件1件確認し、正確な情報と認めれば順次地図に反映される。投稿に関しては、対価や謝礼などの支払いは一切ない。
今後は、投稿された情報をより早く地図に反映できるように、地図情報の募集方法や投稿された情報の調査方法などを改善していく。また、投稿できる情報についても「新しい道路の開通」など、さまざまな情報に対応できる体制に整えていく予定だ。
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