富士通研究所は7月11日、RSS配信に加えてRSSに対応していないウェブサイトの情報をRSSリーダーで購読できるようにするソフトを開発したことを明らかにした。2004年11月から富士通グループ内で実際の利用と評価を開始している。2005年内にはソフトを市場に出荷する。
同システムは、クライアントPC上で稼動するRSSクライアント・ソフト(専用のRSSリーダー)と、ユーザー企業内に設置するRSSサーバ・ソフトで構成する。RSSリーダーのRSS購読リストにRSS非対応のサイトを登録すると、RSSサーバが該当サイトをRSSサーバ自身の巡回リストに追加し、入手したHTMLからRSSを自動生成する。RSSリーダーはRSSサーバからRSSの配信を受けるかたちだ。
ソフトが備える主な機能は以下の通り。RSSサーバは、RSS自動生成に加え、ユーザー間でRSSを共有する機能やRSSを対象とした検索機能など、情報共有を目的としたグループウェア機能を持つ。RSSリーダーは、一般的なRSSリーダーやメール・ソフトと同様、購読リスト、RSSの見出し一覧、ウェブブラウジング画面の3つのフレームを持つ。
ソフトの提供形態は未定だが、システム提供に加え、ソフト製品としてRSSサーバ単体製品と専用RSSクライアントの単体製品を出荷する予定である。同社はまた、RSSサーバのASP(Application Service Provider)形式での提供も視野に入れている。
富士通グループ内で稼動している同システムのデモ環境は、7月14日〜15日に東京国際フォーラムで開催する富士通フォーラム2005で確認できる。CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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