Snap Incは中国の深センで研究開発チームを組織するため、「Android」と「iOS」のエンジニアを募集しており、採用されたエンジニアはカメラ内蔵サングラス「Spectacles」の開発に携わる予定だという。中国メディアの網易科技が現地時間12月19日に報じた。
2011年に創設されたSnapは、関連する開発分野で少なくとも3年の経験を持つ応募者を求めており、特にTencentやBaidu、Alibabaで働いたことのある経験豊富な応募者を希望していると網易科技は報じている。
さらに、網易科技によると、通常の昇給や株式インセンティブに加えて、中国で採用された従業員の一部はSnapの米国本社で勤務することになる予定だという。
深センには、TencentやBaidu、Huaweiなど、中国の主要なテクノロジ企業の多くが本社を構えている。Snapが深センにプレゼンスを確立したいと考えたのは、そのことが理由かもしれない。
FacebookやTwitter、Instagramなど外国のソーシャルアプリの多くと同様、Snapchatも中国政府の禁止措置のため、同国市場に参入できていない。中国のユーザーはSnapchatにアクセスしたければ、VPNを使用する必要がある。
FacebookやTwitterの主要な機能は、「Weibo」や「WeChat」といった中国産の類似アプリによって、中国の消費者にも浸透している。それと同様に、Snapchatの最大の特徴である「閲覧後に消滅」する機能も、Alibabaのメッセージアプリ「Diandianchong」など、複数の中国産アプリに搭載されている。Diandianchongはこの機能を売り物にしている。
Snapchatは中国では「違法」であるにもかかわらず、中国のテクノロジ企業各社は同アプリに大きな関心を示している。複数の報道によると、AlibabaとTencentはそれぞれ2015年と2013年にSnapに出資したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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