ポケモン狩りのせいで、「Pokemon GO」のクリエーターらが法廷に連れ出される羽目になりそうだ。
ニュージャージー州の男性が米国時間7月29日、Niantic Labsと任天堂を相手取り、カリフォルニア州連邦地方裁判所に提訴した。この男性は、Pokemon GOで架空の小さなモンスター探しに夢中になっているプレーヤーたちが男性の自宅や裏庭に誘導され、迷惑していると主張している。集団訴訟を求めるこの訴えは、Pokemon GOのGPS座標によって、人気のポケストップやジムがその土地の所有者に無断で敷地内、あるいは隣接する場所に配置されているとしている。
原告であるJeffrey Marderさんの訴状には、「少なくとも5人が原告の自宅玄関をノックしてきて、原告の自宅裏庭にポケモンがいると告げられた。そして、ポケモンを『捕まえる』ために原告の自宅裏庭に入らせてほしいと要求された」と記されている。「被告側は、敷地の所有者に許可を求めることなく、現実世界にバーチャルなポケモンを生息させた結果、予測し得る状況について著しく無関心だった」(同訴状)
Pokemon GOは既にダウンロード記録を塗り替え、「iOS」での1日当たりの平均利用時間も「Twitter」や「Facebook」を上回ったと報じられている。
しかし、Pokemon GOは誰にでも人気があるわけではない。特に、自分の所有地に侵入するプレーヤーに不満を抱く人々にとっては評判が悪い。
南カリフォルニアのある警察署は、「911」をダイヤルして警察署内にモンスターがいるかどうかを聞くのは止めるよう、プレーヤーたちに訴えている。
Nianticの担当者は、コメントの要求に対してすぐには回答しなかったが、同社のPokemon GOに関するガイドラインでは、プレーヤーに対して「立ちいってはいけない場所や、許可無く立ち入れない場所や建物には、決して入らないでください」と求めている。
任天堂にもコメントを求めたが、回答は得られていない。
Marder v Niantic Complaint 7 29 by CNET News on Scribd
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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