クラウドベースのコミュニケーションサービスを手がけるTwilioは、新規株式公開(IPO)の申請書類を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
2016年に入って大手テクノロジ企業がIPOを実施するのはこれが最初と言ってもよく、Twilioは1億ドル前後の資金調達を目指している。
ただし、注意すべきこととして、この1億ドルというのはTwilioがIPOに至るまでの概算額にすぎない可能性が高い。実際にその日が来れば、Twilioはニューヨーク証券取引所にティッカーシンボル「TWLO」で株式を公開する。
2008年に設立されたTwilioはこれまでに、Salesforce Ventures、Amazon、Lowercase Capitalなどの投資家から、ベンチャーキャピタルという形で総額2億3300万ドルを調達している。Twilioによる前回の資金調達ラウンドは約1年前で、T. Rowe Priceが主導して1億3000万ドルを調達した。
TwilioはIPO申請書類の中で、潜在的投資家に対し、現在の財務状況の一部を明らかにした。それによると、米国時間3月31日締めの四半期決算は売上高5930万ドル、純損失650万ドルだったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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