世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookは、請負業者に対し、賃金や手当の水準を引き上げるよう求める新しい取り組みを開始した。
この取り組み(米国時間5月1日に開始されていたが、12日まで発表されなかった)では、Facebookの請負業者に対し、従業員に最低賃金として時給15ドルを支払い、年間15日以上の有給休暇を与えるほか、有給の育児休暇を取得しない労働者には育児手当4000ドルを支給するよう求めている。Facebookの広報担当者はThe Wall Street Journalの取材に対し、この変更の影響を受ける労働者の人数を見積もることはできないと述べた。ただし、Facebookの米国内にある施設で働く飲食サービス、警備、清掃業者などが対象になるという。
この要請はまず、Facebookに請負サービスを提供しており、Facebookの業務に従事している従業員が25人を超える米国企業が対象となる。12日にこの取り組みを発表したFacebookの最高執行責任者(COO)であるSheryl Sandberg氏によると、新たな基準は現在、カリフォルニア州メンローパークにあるFacebookの本社で支援業務を請け負っている企業に適用されているが、2015年中に他の地域にも拡大される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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