MMD研究所は、2014年上半期のスマートフォンアプリ/コンテンツに関する調査結果を発表した。
これによると、スマートフォンを所有している20歳以上の男女565人のうち、350人(61.9%)がニュースアプリを利用しており、そのうち78.3%が「Yahoo!ニュース」を利用。次いで「LINE NEWS」が16.3%、「SmartNews」が15.7%、「Gunosy」が11.1%、「Antenna」が7.1%、「NewsPicks」が4.9%となった。サンプル数は少ないが、Yahoo!ニュースとそれ以外とで大きく差が開いた。キュレーションアプリは急成長していると言われているが、Yahoo!ニュースの力は依然として強いようだ。
なお、福岡で7月17~18日に開催されたイベント「B Dash Camp 2014 Summer in Fukuoka」では、Gunosy、SmartNews、Antenna、NewsPicksの各代表が登壇し、「スマホニュースメディアの勝者は誰か?」と題したパネルディスカッションで、それぞれの戦略やニュース市場の今後について語った。
スマートニュース代表取締役会長の鈴木健氏は、現在のウェブニュース領域について「何千万人が読むメディアは政治的影響力がある」という理由から、ヤフーのように1社が独占する状況は健全ではないと話し、複数のメディアが併存すべきだとコメントした。
またGunosy代表取締役社長の木村新司氏は、「LINE」アプリ内で記事を配信しているLINE NEWSは“要約”した記事を配信する点などから棲み分けはできるとしながらも、「(国内)5000万ダウンロードで、かつアクティブ率の高い中でやられると結構辛い」と語っていた。
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