総務省は10月18日、テレビ番組のネット同時配信開始に向け、有識者会議を設置し、課題を検証していくと発表した。これは、総務大臣の高市早苗氏が閣議後の記者会見で明らかにしたもの。
テレビ番組のネット配信については、現在一部の放送局が、スマートフォン向け配信や高精細の4Kコンテンツを2K放送と同時にスマートテレビに配信するといった取り組みを実施している。
こうした取り組みは放送コンテンツの視聴機会を拡大し、視聴者の利便性や放送の社会的価値の維持、向上につながることが考えられるが、システム負荷など技術的な課題やネットワーク利用にかかわる費用負担、権利処理のあり方などの課題もある。
今回、同時配信を実現する上での幅広い課題を総合的に検討する。高市総務大臣は「2017年夏ごろまでに中間答申、2018年夏ごろまでに最終答申をいただきたいと考えている」としている。
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