6月7日~6月13日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
米国西海岸夏時間の6月13日午前10時(日本時間6月14日午前2時)の基調講演を皮切りに、年次開発者イベントWWDC 2016を開催する。抽選に当たった世界中の開発者と学生のスカラーシップがサンフランシスコに集まり、Appleのエンジニアによるセッションやハンズオンに臨む予定だ。
今回のWWDC 2016における発表は、次のようなものが予測、そして期待されている。
これらに加えて、新型のMacBook AirあるいはMacBook Proがアナウンスされる可能性もある。
Appleは、米国のフォーチューン500の売上高から算出するランキングにおいて、第5位から第3位へと上昇した。トップはWalmart、2位はExxonMobilだ。これらは、Steve Jobs氏がAppleに復帰して、Tim Cook氏へと引き継いでから、20年で起きた出来事だ。
Jobs時代を振り返って現在のAppleを批判する声は絶えずあり、昨今のデザインや製品の煩雑さに対する苦言も出ている。
特に、Apple Musicで非常に多くのタップ数を経なければ音楽にたどり着けないという経験、Apple Watchの控えめな生産性、iPhoneのラインアップ増加などは疑問視する人も多い。
開発者会議であるため、すべてに答えが出るわけではないが、Appleが2016年という1年をどのようなものにするのか、そしてそれを取り巻くモバイル、PC業界はどのような反応を見せるのか。
WWDC 2016は、大きな変化を見つけられる数少ないチャンスであり、注目すべきイベントだろう。
アップル、「フォーチュン500」で第3位に--第5位から上昇(6/7)Appleは米国時間6月8日に、App Storeに関する非常に重要な変更を発表した。6月13日に開催されるWWDC 2016に先駆けた発表であり、WWDC 2016の基調講演の発表内容が非常に数多く存在していることを予測する材料とも言える。
App Storeはこれまで、有料アプリに関して、開発者7割、Apple3割の配分が基本だった。それでも、アプリを全iPhone/iPadユーザーに配信する可能性を、代金の3割で賄えるのであれば、パッケージソフトウェア時代の経費と比較して、ディストリビューションのコストは十分魅力的だった。
しかしモバイルアプリが基本になり、開発者はパッケージソフトとの比較に興味はないだろう。そして、新たなアプリにひらめいたアイデアをつぎ込み続けるよりも、長く使ってくれる顧客を集める方向へシフトすることが求められるようになった。
そこで、App Storeでは、月額課金モデルをすべての開発者に公開し、価格設定もより柔軟性を高めた。加えて、1年以上定期購読しているユーザーからの収益について、これまでの開発者への収益杯分70%から85%へ引き上げることとした。
これにより、開発者にとっては、買い切りやアプリ内課金よりも、月額課金のビジネスモデルの方が有利となる。App Storeでのビジネスモデルが、大きく変わるきっかけとして、開発者がどのような反応を見せるのか興味深い。
アップルの「App Store」、アプリサブスクリプションの収益分配率を変更へ(6/9)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」