「地図メモ」は、現在地の情報を地図上にメモできるアプリだ。お店の名前や住所などさまざまな情報を登録し、ジャンルごとに分類して保存できるので、お店やスポットのオリジナルデータベースを作ることができる。
アプリを起動すると、現在地を中心とした地図が表示される。右下のマークをタップすると現在地に新規マーカーが表示され、もう一度タップすると情報を登録するための新規入力画面が表示される。必要な情報を入力して保存すれば、あとはホーム画面右上にあるアイコンから一覧を呼び出せるようになる。検索や絞り込み機能も充実しているので、登録済みのお店もしくはスポットをすばやく探すことができる。
入力できる情報は、お店やスポット名を入力するためのタイトル、カテゴリ、日付、電話、住所、URL、メモ、写真で、日付は入力日当日の日付が、また住所はGPS情報で取得した現在地の住所が自動入力される。カテゴリは過去に入力した内容がプルダウンで表示できるので、再入力の手間もかからない。さらにジャンル別に40種類以上のアイコンが用意されているので、お店やスポットの種類を一覧画面上で見分けやすい。
このほか、ボタン一発で現在地から指定スポットまでのルートを表示するナビ機能や、マップを航空写真に切り替える機能、データをCSVでエクスポートする機能も備えている。スポットはGoogleストリートビューで表示することもできるので、あとからスポットの外観などを思い出したい場合や、再訪問したい場合などにもわかりやすい。
同種のアプリと比べても機能は充実しており、住所の自動入力などユーザになるべく手間を掛けさせないための工夫も多数盛り込まれているが、同種のアプリにあって本アプリにないのが、星マークでの評価機能だ。この機能を使ってお店やスポットを5段階で評価したい人にとっては、本アプリは不向きということになる。ほかの機能が充実しているだけに、残念に思う人も多そうだ。
もう1つ気になるのが、いったん登録したマーカーを地図上でドラッグすれば動かせてしまうこと。自動取得したGPS座標がずれていた場合などは手動で修正が行えるので便利だが、地図画面上でうっかりマーカーに触れて位置がずれてしまい、登録情報の住所が意図せず書き替わってしまうこともしばしば。入力済みの位置情報は初期状態ではロックされるようになれば、使い勝手は向上しそうだ。
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