コンテンツにスキップ

VONDS市原

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
VONDS市原FC
原語表記 VONDS市原FC
呼称 ボンズ市原FC
愛称 ボンズ
クラブカラー  
創設年 2011年
所属リーグ 関東サッカーリーグ
所属ディビジョン 1部
ホームタウン 千葉県市原市[1]
ホームスタジアム ゼットエーオリプリスタジアム
収容人数 14,051
運営法人 株式会社VONDS市原(社会人部門)[1]
一般社団法人VONDS市原(アカデミー部門)
代表者 佐藤健(株式会社VONDS市原)[2]
下原正規(一般社団法人VONDS市原)
監督 日本の旗 伊澤篤
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ
株式会社VONDS市原
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
290-0167
千葉県市原市喜多890-1[1]
北緯35度29分40.2秒 東経140度22分4.7秒 / 北緯35.494500度 東経140.367972度 / 35.494500; 140.367972座標: 北緯35度29分40.2秒 東経140度22分4.7秒 / 北緯35.494500度 東経140.367972度 / 35.494500; 140.367972
業種 サービス業
法人番号 5040001083787 ウィキデータを編集
事業内容 サッカークラブの運営他
代表者 佐藤健
外部リンク https://vonds.net/
テンプレートを表示
一般社団法人VONDS市原
創立者 下原正規
団体種類 一般社団法人
設立 2013年3月
所在地 千葉県市原市姉崎海岸23番地2
法人番号 4040005017370
活動内容 サッカースクール・サッカー普及活動の企画・運営、各種スポーツ普及活動の企画・運営
親団体 株式会社VONDS市原
ウェブサイト http://vonds-academy.net/
テンプレートを表示

VONDS市原FC(ボンズいちはらエフシー、VONDS Ichihara Football Club)は、千葉県市原市をホームタウンとする社会人サッカークラブJリーグ加盟を目指すクラブの一つである。通称「ボンズ」。

概要

[編集]

1967年創設の古河電気工業千葉事業所サッカー部が母体となる。2011年にVONDS市原FCが発足。2020年にJリーグ百年構想クラブとして承認された。クラブ名は「絆」の英訳「BOND」の頭文字を「勝利」のVに変え、複数形とした造語である。クラブの運営会社は株式会社VONDS市原であり、サッカースクールなどの運営法人として一般社団法人VONDS市原がある。

歴史

[編集]

1967年に古河電気工業千葉事業所サッカー部として創設。1976年から1977年まで日本サッカーリーグ(JSL)2部に在籍した経歴を有する。2008年にクラブチーム化すると共にS.A.I市原サッカークラブ(S.A.I市原SC)へ改称。

2011年、市原市サッカー協会が主体となって市民球団としてVONDS市原FCを創設し、S.A.I市原SCを承継した。同年、第18回全国クラブチームサッカー選手権大会に開催地代表として出場し優勝。2012年は関東社会人サッカー大会で優勝し関東リーグ2部に昇格。

2013年は関東リーグ2部で2位となり、1部昇格。2014年、第50回全国社会人サッカー選手権大会で3位入賞。第38回全国地域サッカーリーグ決勝大会の出場権を獲得したが、1次ラウンドで敗退となった。2015年、関東リーグ1部で2位。第51回全国社会人サッカー選手権大会は1回戦で敗退。

2016年、元清水監督のゼムノビッチ・ズドラヴコが監督に就任。前期は首位で折り返すも関東サッカーリーグ1部で東京23FCに次ぐ2位。第52回全国社会人サッカー選手権大会は2回戦で敗退した。クラブとして初めて天皇杯出場したが、東京Vに1-2で敗れた。

2017年には元川崎レナチーニョU-20ガーナ代表歴のあるマイケル・タビアンが入団。リーグ戦で13勝3分2敗の成績でVONDS市原FCとしては初となる関東リーグ1部優勝を決めた(前身の古河電工千葉時代を含めると37年ぶり3回目)。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2017は1次ラウンドを3連勝で決勝ラウンドに進出したが、決勝ラウンドは3位に終わった。

2019年は2年ぶりにリーグ優勝を果たしたが、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2019は1次ラウンドで敗退した。2020年にJリーグ百年構想クラブとして承認された[1]

2023年は4年ぶりにリーグ優勝。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2023では1次ラウンド2位となるも、ワイルドカード枠で決勝ラウンドに進出。準優勝を飾る。しかしJFL・地域リーグ入替戦では、沖縄SVに延長戦の末2-1で敗れてJFL昇格を逃した[3]

2024年はリーグ戦連覇。全国地域サッカーチャンピオンズリーグ2024では1次ラウンド全勝だった。決勝ラウンド初戦の飛鳥FC戦に敗戦。ジェイリースFC戦は引き分けでこの時点で最下位だったが、最終戦の1位福井ユナイテッドFC戦は3点差以上の勝利が必要となったが、6-3で勝利して前年に続いて準優勝[4]。しかしJFL・地域リーグ入替戦では、JFL最下位のミネベアミツミFCに試合終了間際に先制されて1-0で敗れてまたもJFL昇格を逃した[5]

成績

[編集]
年度 所属 順位 勝点 試合 得点 失点 天皇杯 監督
2011 千葉県1部 4位 26 13 8 2 3 41 25 16 県予選敗退 池上正
2012 優勝 36 13 12 0 1 50 13 37 林洋一
2013 関東2部 2位 36 18 12 0 6 45 20 25 西村卓朗
2014 関東1部 3位 30 18 8 6 4 37 27 10
2015 2位 38 18 12 2 4 35 22 13 西村卓朗(-4月)
木村哲昌(5月-)
2016 2位 36 18 11 3 4 40 14 26 1回戦敗退 ゼムノビッチ・ズドラヴコ
2017 優勝 42 18 13 3 2 44 18 26 県予選敗退
2018 2位 38 18 12 2 4 48 20 28 2回戦敗退
2019 優勝 46 18 15 1 2 40 12 28 県予選敗退 ルイス・フラヴィオ・ブオンジェルミーノ
2020 4位 17 9 5 2 2 15 7 8 2回戦敗退 岡山一成
2021 3位 45 22 14 3 5 40 15 25 県予選敗退
2022 4位 29 18 8 5 5 22 20 2 布啓一郎
2023 優勝 46 18 15 1 2 30 8 22
2024 優勝 46 18 14 4 0 41 25 16 伊澤篤

下部組織

[編集]

2013年にセカンドチーム(VONDS市原Vert)が、2015年にジュニアユースとレディースU-15が発足。

また、ジュニアソフトボールクラブ(中学生女子)、うぐいす会VONDS市原ソフトボールクラブ(社会人女子)、ダンススクールがある。

VONDS市原Vert

[編集]

ジュニアユース

[編集]

2015年発足。

レディース

[編集]

2017年発足。正式名称「VONDS市原FCレディース」。関東女子サッカーリーグ1部所属

レディースU-15

[編集]

2015年発足。旧称「千葉エンジェルス」。千葉県女子ユース(U-15)サッカーリーグ1部所属

  • セカンドチームとして「VONDS市原Green」が千葉県女子ユース(U-15)サッカーリーグ2部に所属している。

タイトル

[編集]

トップチーム(現名称以降)

[編集]
リーグ戦
カップ戦

レディース

[編集]

レディースU-15・Green

[編集]
  • レディースU-15
    • 千葉県女子ユース(U-15)サッカーリーグ1部: 1回 (2015年)
  • Green
    • 千葉県女子ユース(U-15)サッカーリーグ
      • 2部: 1回 (2017年)
      • 3部: 1回 (2016年)

ユニフォーム

[編集]
ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st) 黄緑 黄緑 黄緑
FP(2nd)
GK(1st) ピンク ピンク ピンク
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

ユニフォームスポンサー

[編集]
掲出箇所 スポンサー名 表記 掲出年 備考
ピイ・アンド・アイエンタープライズ Pulchra 2012年 -
鎖骨 プラスワンホーム プラスワン ホーム 2023年 - 右側に掲出
ソディック Sodick 2024年 - 左側に掲出
背中上部 トーヨー冨士工 TOYO FUJIKO 2023年 - 2023年は「FUJIKO」表記
背中下部 なし - -
小湊鉄道 小湊鐵道 2019年 - 2013年 - 2018年は背中上部
パンツ前面 医療法人社団緑祐会 RYOKUYUKAI
医療法人社団 緑祐会
2012年 - 2012年 - 2014年は「緑祐会」表記
パンツ背面 なし - -

ユニフォームサプライヤーの遍歴

[編集]

歴代ユニフォームスポンサー表記

[編集]
年度 箇所 サプライヤー
鎖骨右 鎖骨左 背中上部 背中下部 パンツ前面 パンツ背面
2013 Pulchra - - 小湊鉄道 - cocomi
治療院
緑祐会 - Kappa
2014 - ACUORE
2015 RYOKUYUKAI
医療法人社団 緑祐会
2016 津田屋
2017 飛田建設
2018 bonera
2019 津田屋 小湊鉄道 PENALTY
2020
2021 飛田建設 -
2022
2023 プラスワン ホーム FUJIKO 飛田建設
2024 Sodick TOYO FUJIKO -

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d Jリーグ百年構想クラブ 審査結果について』(プレスリリース)日本プロサッカーリーグ、2020年2月25日https://www.jleague.jp/release/post-63062/2020年3月25日閲覧 
  2. ^ 【クラブ】代表取締役社長 交代のお知らせ』(プレスリリース)VONDS市原、2023年6月16日https://vonds.net/2023/06/16/7769/2023年7月16日閲覧 
  3. ^ “【JFL入れ替え戦】高原直泰監督の沖縄SV残留、延長戦でボンズ市原下す 現役最後勝利で飾る”. 日刊スポーツ. (2023年12月3日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/202312030000697.html 2023年12月3日閲覧。 
  4. ^ “飛鳥FCが地域CL優勝でJFL初昇格へ! VONDS市原は逆転での入れ替え戦進出”. ゲキサカ. (2024年11月24日). https://web.gekisaka.jp/news/soccer/detail/?419603-419603-fl 2024年12月3日閲覧。 
  5. ^ “ミネベアミツミFCがJFL残留! リーグ戦最下位もVONDS市原との入替戦を90+2分弾で制す【JFL・地域リーグ入れ替え戦】”. 超ワールドサッカー. (2024年12月1日). https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=475562 2024年12月3日閲覧。 
  6. ^ 【クラブ】来季ユニフォームサプライヤー決定のお知らせ』(プレスリリース)VONDS市原、2017年12月18日。オリジナルの2017年12月22日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20171222051121/http://vonds.net/2017/12/18/19009/2017年12月18日閲覧 
  7. ^ 【クラブ】2019 レプリカおよびオーセンティックユニフォーム予約販売のお知らせ』(プレスリリース)VONDS市原、2019年3月5日。オリジナルの2019年3月6日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20190306234859/https://vonds.net/2019/03/04/27479/2019年3月5日閲覧 

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]