TAKANAWA GATEWAY CITY
TAKANAWA GATEWAY CITY | |
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再開発が進む高輪ゲートウェイ駅周辺(2023年5月) | |
情報 | |
住所 | 東京都港区港南2丁目、芝浦4丁目、高輪2丁目、三田3丁目各地内 |
座標 | 北緯35度38分8.8秒 東経139度44分22.66秒 / 北緯35.635778度 東経139.7396278度 |
現状 | 建設中 |
起工 |
2021年(令和3年)10月25日(THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH) 2022年(令和4年)2月1日(THE LINKPILLAR 2) 2022年(令和4年)2月21日(TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE) 2022年(令和4年)7月1日(文化創造棟) |
竣工 |
2025年(令和7年)3月31日(THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH) 2026年(令和8年)3月31日(THE LINKPILLAR 2、TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE、文化創造棟) |
用途 | 事務所、店舗、賃貸住宅、ホテル、各種学校、劇場、展示場、集会場、駐車場など |
関係者 | |
建設業者 | 品川開発プロジェクト(第I期)設計共同企業体 |
デベロッパー | 東日本旅客鉄道 |
所有者 | 東日本旅客鉄道 |
技術的詳細 | |
ビル | TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE、THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH、THE LINKPILLAR 2、文化創造棟 |
開発面積 | 9.5万m2 |
ウェブサイト | |
https://www.takanawagateway-city.com/ |
TAKANAWA GATEWAY CITY(高輪ゲートウェイシティ、たかなわゲートウェイシティ)は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が主導し、東京都港区港南2丁目、芝浦4丁目、高輪2丁目、三田3丁目にまたがる再開発計画である。JR品川車両基地の跡地を利用し、開発区域面積は約9.5haである。
概要
[編集]別名はTokyoYard PROJECT[1]。TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE(芝浦4丁目、三田3丁目)、文化創造棟(芝浦4丁目)、THE LINKPILLAR 2(港南2丁目)、THE LINKPILLAR 1 NORTH/SOUTH(港南2丁目、高輪2丁目)の4つの地区、5つの建築物からなる[2]。再開発にさきがけ、JR東日本は2020年3月14日に山手線30番目の駅高輪ゲートウェイ駅を暫定開業した[3]。
しかし、2019年4月に、品川駅周辺の工事で石垣が見つかり、翌年に高輪築堤跡であることが確認された[4]。JR東日本と高輪築堤調査・保存等検討委員会が議論した結果、高輪築堤跡の二箇所を現地保存し、一箇所を移築保存する方針を決めた。そのため、高輪築堤跡の橋梁部がある3街区に建築計画が変更された[5]。さらに2020年にはコロナショックで利用者が激減、2020年東京オリンピックも延期かつ無観客となり、遺跡発見・コロナショック・五輪需要消滅という三つの想定外の出来事に見舞われた[6]。
2022年4月21日に公表されたまちづくりプランによると、2025年3月に高輪ゲートウェイ駅周辺エリア(THE LINKPILLAR(リンクピラー) 1 NORTH/SOUTH)を開業し、2025年度中にほかのエリアを開業する。THE LINKPILLAR 1は高輪ゲートウェイ駅前の4街区に立地するツインタワーで、KDDIが本社の移転を予定している。その23階から30階にマリオット・インターナショナルの最高峰ブランド「JWマリオット」が入居し、首都圏初開業となる。THE LINKPILLAR 2は街区3に立地し、泉岳寺駅に隣接する地上31階の超高層ビルである。文化創造棟(仮称)は街区2に立地する。TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCEは街区1に立地し、地上44階、地下2階の高層高級賃貸住宅である[7][2]。
2023年5月16日に、この街の名称を『TAKANAWA GATEWAY CITY』にすると正式に発表された[8]。
2024年3月15・16日に高輪ゲートウェイ駅において、「TAKANAWA GATEWAY CITYまちびらき前年祭」を開催。
同年10月27日、港区三田の三田台公園で開催された高輪地区祭りにJR東日本が「TAKANAWA GATEWAY CITYまちづくりPRブース」を出展し、概要などを明らかにした。さらに、12月8・9日に開催されたTAKANAWA GATEWAY CITY5・6街区で確認された高輪築堤の現地見学会では、TAKANAWA GATEWAY CITYにおける高輪築堤の具体的な活用法の紹介も行われた[9]。
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TAKANAWA GATEWAY CITY完成予想パース
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まちびらき前年祭の様子
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高輪地区祭り with TAKANAWA GATEWAY CITY
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遺跡説明会でのTAKANAWA GATEWAY CITY内高輪築堤活用法案内
同10月30日、前述の高輪地区祭りにおいて概要を公開したことをうけ、TAKANAWA GATEWAY CITY第1期(THE LINKPILLAR 1 南北両棟)の開業=街びらきを2025年3月27日とする旨を公表した[10]。また、JR東日本文化創造財団が運営する文化創造棟の正式名称を「MoN Takanawa:The Museum of Narratives(モン タカナワ: ザ ミュージアム オブ ナラティブズ)」とし(MoNは門のことで高輪ゲートを表す)、2026年春にオープンすることも明らかとなった[11]。THE LINKPILLAR 1 南北両棟とTHE LINKPILLAR 2に跨る商業施設はルミネが展開するファッションビル「NEWoMan」となり、約200の店舗が入居する。建物間の公開空地はパブリックスペースの「ゲートウェイパーク」や「高輪辻広場」「泉岳寺辻広場」となり、東海道五十三次をインスパイアした「53 Playable Park」をコンセプトとした「高輪リンクライン」で結ぶ。TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE脇にはビオトープも設けられる[12]。
脚注
[編集]- ^ “TokyoYard PROJECT”. 2021年11月5日閲覧。
- ^ a b “TAKANAWA GATEWAY CITY、建物名決定 商業棟は「THE LINKPILLAR」”. Impress Watch (2024年3月6日). 2024年3月9日閲覧。
- ^ “品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)に係る都市計画について”. 2021年11月5日閲覧。
- ^ “高輪築堤跡の史跡指定について”. 2021年11月5日閲覧。
- ^ “品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)における高輪築堤の調査・保存について”. 2021年11月5日閲覧。
- ^ “開業から1年「高輪ゲートウェイ駅」に3つの苦難 開発予定エリアに文化遺産発見でJR東日本も困惑|FNNプライムオンライン”. 2022年11月29日閲覧。
- ^ “高輪ゲートウェイシティ 25年3月開業。JR東日本最大のまちづくり”. 2022年4月23日閲覧。
- ^ “未来への実験場「TAKANAWA GATEWAY CITY」~100年先の心豊かなくらしに向けて多様なパートナーとつくりあげる環境先導のまちづくり~” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2023年5月16日). 2023年5月17日閲覧。
- ^ “「高輪築堤跡現地見学会」開催”. 鉄道ファン (2024年12月9日). 2024年12月10日閲覧。
- ^ “JR東日本 高輪ゲートウェイ駅周辺の再開発 来年3月一部開業へ”. NHK (2024年10月30日). 2024年10月31日閲覧。
- ^ “高輪ゲートウェイ駅前に「文化創造棟」が誕生、どんなところになる?”. ITmedia ビジネスONLiNE (2024年10月31日). 2024年10月31日閲覧。
- ^ “「高輪ゲートウェイシティ」高輪ゲートウェイ駅周辺に新しい街、商業施設「ニュウマン高輪」やホテル”. ファッションプレス (2024年10月31日). 2024年11月1日閲覧。