荒岐山正
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基礎情報 | ||||
四股名 | 永野 正 → 美濃錦 正 → 美乃錦 正 → 荒岐山 正 → 新岐山 正 | |||
本名 | 永野 正 | |||
生年月日 | 1940年1月5日 | |||
没年月日 | 1986年9月5日(46歳没) | |||
出身 | 岐阜県岐阜市弥八町 | |||
身長 | 177cm | |||
体重 | 142kg | |||
BMI | 45.33 | |||
所属部屋 | 時津風部屋 | |||
得意技 | 左四つ、寄り | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 東前頭11枚目 | |||
生涯戦歴 | 229勝205敗43休 (45場所) | |||
幕内戦歴 | 22勝37敗16休 (5場所) | |||
優勝 |
十両優勝2回 幕下優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 1955年3月場所 | |||
入幕 | 1961年3月場所 | |||
引退 | 1963年5月場所 | |||
引退後 | ちゃんこ料理屋「新岐山」を経営 | |||
備考 | ||||
2019年7月22日現在 |
荒岐山 正(あらきやま ただし、1940年1月5日 - 1986年9月5日)は、岐阜県岐阜市弥八町出身(出生地は徳島県徳島市)で時津風部屋に所属した大相撲力士。本名は永野 正(ながの ただし)。最高位は東前頭11枚目(1962年5月場所)。現役時代の体格は177cm、142kg。得意手は左四つ、寄り[1]。
来歴・人物
[編集]中学校卒業後、時津風部屋へ入門し、1955年3月場所で初土俵を踏んだ[1]。
その後、1960年5月場所で十両昇進、1961年3月場所で入幕を果たした[1]。
しかし、新入幕時に右足を骨折する等、負傷に悩まされた[1]。幕内では結局、1度も勝ち越す事ができなかった。
現役晩年は幕下まで陥落し、1963年5月場所限り、23歳の若さで廃業[1]。
廃業後は故郷・岐阜市で、ちゃんこ料理屋「新岐山」を経営していた[1]。
1986年9月5日午前0時半頃、岐阜市内の忠節橋から転落。近くの病院に搬送されたものの、同日午前5時5分、全身打撲により逝去した。46歳没。
主な戦績
[編集]- 通算成績:229勝205敗43休 勝率.528
- 幕内成績:22勝37敗16休 勝率.373
- 現役在位:45場所
- 幕内在位:5場所
- 各段優勝
- 十両優勝:2回(1960年9月場所、1962年1月場所)
- 幕下優勝:1回(1959年11月場所)
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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1955年 (昭和30年) |
x | (前相撲) | 西序ノ口18枚目 4–4 |
x | 西序二段92枚目 3–5 |
x |
1956年 (昭和31年) |
東序二段90枚目 3–5 |
西序二段96枚目 3–5 |
東序二段93枚目 0–1–7 |
x | 東序ノ口2枚目 5–3 |
x |
1957年 (昭和32年) |
東序二段72枚目 4–4 |
西序二段61枚目 6–2 |
東序二段10枚目 6–2 |
x | 西三段目70枚目 3–5 |
東三段目76枚目 5–3 |
1958年 (昭和33年) |
東三段目62枚目 7–1 |
西三段目21枚目 5–3 |
東三段目12枚目 4–4 |
東三段目9枚目 休場 0–0–8 |
東三段目30枚目 5–3 |
東三段目20枚目 3–5 |
1959年 (昭和34年) |
東三段目29枚目 5–3 |
東三段目16枚目 7–1 |
東幕下78枚目 5–3 |
西幕下65枚目 6–2 |
西幕下55枚目 5–3 |
東幕下44枚目 優勝 8–0 |
1960年 (昭和35年) |
西幕下5枚目 4–4 |
西幕下筆頭 5–3 |
東十両17枚目 8–7 |
西十両16枚目 7–8 |
西十両16枚目 優勝 12–3 |
東十両3枚目 8–7 |
1961年 (昭和36年) |
西十両2枚目 11–4 |
東前頭12枚目 6–8–1[2] |
西前頭14枚目 3–12 |
西十両5枚目 5–10 |
西十両7枚目 5–10 |
西十両12枚目 10–5 |
1962年 (昭和37年) |
西十両3枚目 優勝 12–3 |
西前頭12枚目 7–8 |
東前頭11枚目 6–9 |
東前頭14枚目 休場[3] 0–0–15 |
東十両8枚目 3–12 |
西十両18枚目 10–5 |
1963年 (昭和38年) |
西十両6枚目 1–9–5 |
東十両18枚目 4–11 |
東幕下5枚目 引退 0–0–7 |
x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
幕内対戦成績
[編集]力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 |
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一乃矢 | 2 | 0 | 岩風 | 1 | 1 | 宇多川 | 0 | 2 | 追手山 | 1 | 1 |
大晃 | 0 | 3 | 小城ノ花 | 0 | 2 | 海山 | 0 | 2 | 海乃山 | 1 | 3 |
開隆山 | 0 | 1 | 金ノ花 | 1 | 0 | 清勢川 | 2 | 1 | 栗家山 | 1 | 1 |
玉響 | 1 | 1 | 常錦 | 0 | 2 | 栃ノ海 | 1 | 0 | 成山 | 1 | 0 |
羽子錦 | 0 | 2 | 福田山 | 0 | 1 | 冨士錦 | 0 | 1 | 前田川 | 0 | 1 |
松登 | 0 | 2(1) | 明武谷 | 1 | 2 | 芳野嶺 | 1 | 1 | 若秩父 | 1 | 0 |
若ノ海 | 1 | 3 | 若ノ國 | 1 | 1 | 若前田 | 2 | 0 |
※カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦敗の数。
改名歴
[編集]- 永野 正(ながの ただし、1955年5月場所)
- 美濃錦 正(みのにしき -、1955年9月場所-1956年5月場所)
- 美乃錦 正(みのにしき -、1956年9月場所-1958年11月場所)
- 荒岐山 正(あらきやま -、1959年1月場所-1962年7月場所)
- 新岐山 正(あらきやま -、1962年9月場所-1963年5月場所)
参考文献
[編集]- 『戦後新入幕力士物語 第2巻』(著者:佐竹義惇、発行元:ベースボール・マガジン社)