コンテンツにスキップ

臼杵市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うすきし ウィキデータを編集
臼杵市
臼杵磨崖仏・古園石仏群の大日如来像
臼杵市旗 臼杵市章
臼杵市旗
2007年1月1日制定
臼杵市章
2007年1月1日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
市町村コード 44206-2
法人番号 2000020442062 ウィキデータを編集
面積 291.20km2
総人口 33,420[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 115人/km2
隣接自治体 大分市佐伯市津久見市豊後大野市
市の木 カボス
市の花 サルビア
臼杵市役所
市長 中野五郎
所在地 875-8501
大分県臼杵市大字臼杵72-1
北緯33度07分34秒 東経131度48分19秒 / 北緯33.12611度 東経131.80525度 / 33.12611; 131.80525座標: 北緯33度07分34秒 東経131度48分19秒 / 北緯33.12611度 東経131.80525度 / 33.12611; 131.80525

地図
市庁舎位置
外部リンク 公式ウェブサイト

臼杵市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項
  • 市役所のデータは臼杵庁舎のもの
ウィキプロジェクト

臼杵市(うすきし)は、大分県の東海岸に位置する国宝臼杵石仏醤油の製造で有名。近年では城下町の町並みでも知られるようになった。

地理

[編集]
臼杵市中心部周辺の空中写真。
2018年4月22日撮影の6枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

東部は豊後水道に面しており、北を佐賀関半島、南を長目半島に囲まれた臼杵湾に沿って広がる。臼杵湾には、黒島津久見島等が浮かぶ。 今後発生が予見されている南海トラフ巨大地震の際には、市内の海岸に最大6mの津波が到達することが予想されている[1]。 臼杵湾に注ぐ臼杵川の河口周辺の平野部に市街地が形成されている。内陸部は、北部がなだらかな丘陵、南部が標高500mから600mの山地となっている。

隣接する市町村

[編集]

地名

[編集]

全域が明治からの大字を用いている。平成の大合併前に野津町であった地域は大字の前に「野津町」を冠する。 旧臼杵市

  • 家野、板知屋、市浜、臼杵、江無田、大泊、海添、風成、戸室、二王座、野田、深江、深田、福良、前田、望月(以上、旧臼杵町)
  • 大浜、諏訪、中津浦(以上、旧海辺村)
  • 佐志生(旧佐志生村
  • 大野、下ノ江、田井(以上、旧下ノ江村)
  • 末広、岳谷、田尻(以上、旧上北津留村)
  • 稲田、井村、藤河内(以上、旧下北津留村)
  • 乙見、掻懐、久木小野、左津留、高山、武山、中臼杵、中尾、東神野、吉小野(以上、旧南津留村)

旧野津町

  • 老松、野津市、原、都原、宮原(以上、旧野津市町)
  • 秋山、西畑、東谷、前河内、吉田(以上、旧南野津村)
  • 烏岳、西寒田、千塚、藤小野、柚野木(以上、旧戸上村)
  • 岩屋、落谷、垣河内、白岩、清水原、泊、西神野(以上、旧川登村)
  • 亀甲、王子、八里合、福良木、山頭(以上、旧田野村)

歴史

[編集]
うすきし
臼杵市
臼杵市旗 臼杵市章
臼杵市旗
1950年4月1日制定
臼杵市章
1950年4月1日制定
廃止日 2005年(平成17年)1月1日
廃止理由 新設合併
臼杵市(旧)、大野郡野津町 → 臼杵市(新)
現在の自治体 臼杵市(新)
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 大分県
隣接自治体 大分市津久見市、大野郡野津町、南海部郡弥生町北海部郡佐賀関町
臼杵市役所
所在地 875-8501
大分県臼杵市大字臼杵72-1
ウィキプロジェクト

市名の由来

[編集]

臼塚古墳の入口に立っている石の武人像が、「」と「」の形に似ており、昔から「うすきね様」と呼ばれ親しまれてきたことから「臼杵」の地名となったと言われる[3]

産業

[編集]

農業・漁業といった第一次産業と、造船業醤油味噌などの醸造業が盛んである。経済的には大分都市圏に属し、大分市との関係が深い。特に造船業は市内製造業全体の生産高に対し、73%の生産高である[4]

臼杵市に本社を置く主要企業

[編集]

市政

[編集]

市役所

[編集]
  • 臼杵庁舎(旧臼杵市役所、議会設置庁舎)
  • 野津庁舎(旧野津町役場)
  • 臼杵市社会基盤整備・災害支援センター(旧大分県立臼杵商業高校

消防

[編集]

国政・県政

[編集]

国政

[編集]

衆議院小選挙区選挙では、大分2区に属する。直近の第49回衆議院議員総選挙2021年10月)での選出議員は以下のとおり。

なお、吉川元立憲民主党)が比例で復活当選している。

県政

[編集]

大分県議会議員選挙では、本市でひとつの選挙区をなす。定数は2人。直近の大分県議会議員選挙2023年4月)での選出議員は以下のとおり[5]

公共機関

[編集]

国の行政機関

[編集]

県の行政機関

[編集]

司法機関

[編集]

姉妹都市・提携都市

[編集]

国内

[編集]

国外

[編集]

地域

[編集]

市外局番

[編集]
  • 旧臼杵市:0972
  • 旧野津町:0974

人口

[編集]
臼杵市と全国の年齢別人口分布(2005年) 臼杵市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 臼杵市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
臼杵市(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 52,434人
1975年(昭和50年) 50,872人
1980年(昭和55年) 51,302人
1985年(昭和60年) 51,086人
1990年(平成2年) 48,754人
1995年(平成7年) 46,830人
2000年(平成12年) 45,486人
2005年(平成17年) 43,352人
2010年(平成22年) 41,469人
2015年(平成27年) 38,748人
2020年(令和2年) 36,158人
総務省統計局 国勢調査より


教育

[編集]

高等学校

[編集]
かつて存在した高等学校
[編集]

中学校

[編集]

休校中の学校は除く。 市立

小学校

[編集]

休校中の学校は除く。

市立
[編集]

特別支援学校

[編集]
  • 大分県立臼杵養護学校

交通

[編集]
宇和島運輸フェリー - 臼杵港
九四オレンジフェリー

鉄道

[編集]

中心駅は臼杵駅。

バス

[編集]

一般路線バス

[編集]

かつてはJR九州バスが臼杵駅 - 三重町駅間(野津経由)に臼三線の路線バスを運行していたが、2007年3月31日をもって廃止され、路線は大分バスグループに譲渡された。

高速バス

[編集]

上記1路線のみ。かつては福岡市と臼杵市を結ぶ以下の高速バスが運行されたことがあったが現在は運行しておらず、県外と臼杵市を結ぶ高速バス路線は現在ない。

  • 日豊海岸 くろしお号(大分バス西鉄高速バス)2009年12月4日から2010年8月29日までの試行運行。
  • YOKARO - 2011年4月1日運行開始。市内に「臼杵」・「辻」の2停留所があった。資金難、運転手不足のため2014年10月11日より運休。

道路

[編集]

高速道路

[編集]

一般国道

[編集]

主要地方道

[編集]

一般県道

[編集]

船舶

[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

[編集]

名所・旧跡・観光スポット

[編集]
臼杵磨崖仏(ホキ石仏第二群第一龕 阿弥陀如来)
臼杵城址跡
二王座歴史の道
九家の大蔵
善徳寺

市のPRキャラクター

[編集]

臼杵市の国宝・臼杵石仏をモデルにした「ほっとさん」、やる気なさげな姿が話題になった[7][9]。市の臨時職員が2013年に広報資料を作成した際にパソコンで描いたのが始まりで、名前は公募で選ばれた[10]。市の祭礼に登場する赤い猫に仮装したり、臼杵特産の「かぼすブリ」にまたがるなどのバリエーションがある[7]

祭事・催事

[編集]

百選

[編集]

臼杵市出身の有名人

[編集]

政治

[編集]

産業

[編集]

文化人

[編集]

スポーツ

[編集]

芸能

[編集]

マスコミ

[編集]

臼杵市を舞台とした作品

[編集]

小説

[編集]

映画

[編集]

漫画

[編集]

ソーシャルゲーム

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 原作漫画は旧野津町が舞台だが、ドラマ版・映画版では、園子温が監督を務め、ドラマ本作と映画版は園の出身地の愛知県の東三河地方で、ドラマ続編は東京都内でロケが行われた。

出典

[編集]
  1. ^ 資料1-3 市町村別平均津波高一覧表<満潮位>”. 内閣府防災情報のページ (2012年8月29日). 2024年2月16日閲覧。
  2. ^ 臼杵市長が辞意 セメント誘致めぐり リコール運動のさ中『朝日新聞』1970年(昭和45年)11月5日 12版 23面
  3. ^ 歴史 | 臼杵市役所”. www.city.usuki.oita.jp. 2020年4月11日閲覧。
  4. ^ 造船業・舶用工業の現況”. 国土交通省. 2023年8月22日閲覧。
  5. ^ 選挙区別議員名簿 大分県ホームページ
  6. ^ スリランカどんな国? 臼杵市と姉妹都市提携50周年を記念”. 大分合同新聞 (2016年10月8日). 2023年2月6日閲覧。
  7. ^ a b c 大分のゆるすぎ?キャラ 臼杵石仏「ほっとさん」 やる気なさげな姿で話題”. 産経ニュース (2014年8月13日). 2023年2月6日閲覧。
  8. ^ 古田健治(2014年4月25日). “臼杵市歴史資料館:あす開設 市所蔵の絵図など展示公開”. 毎日新聞 (毎日新聞社)
  9. ^ ほっとさん”. ゆるキャラグランプリ. 2023年2月6日閲覧。
  10. ^ 大分“ゆるすぎ”キャラ話題沸騰 臼杵石仏「ほっとさん」”. スポニチアネックス (2014年8月14日). 2023年2月6日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]