村松町
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むらまつまち 村松町 | |||||
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村松公園の桜 | |||||
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廃止日 | 2006年1月1日 | ||||
廃止理由 |
新設合併 五泉市、村松町 → 五泉市 | ||||
現在の自治体 | 五泉市 | ||||
廃止時点のデータ | |||||
国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
郡 | 中蒲原郡 | ||||
市町村コード | 15322-2 | ||||
面積 | 253.07 km2 | ||||
総人口 |
19,817人 (2005年4月1日) | ||||
隣接自治体 | 五泉市、田上町、加茂市、三条市、阿賀町 | ||||
町の木 | アカマツ[1] | ||||
町の花 | サクラ[1] | ||||
村松町役場 | |||||
所在地 |
〒959-1705 新潟県中蒲原郡村松町乙130[2] | ||||
外部リンク | 村松町HP(WARPによるアーカイブ) | ||||
座標 | 北緯37度41分36秒 東経139度10分28秒 / 北緯37.69347度 東経139.17453度座標: 北緯37度41分36秒 東経139度10分28秒 / 北緯37.69347度 東経139.17453度 | ||||
ウィキプロジェクト |
村松町(むらまつまち)は、新潟県中蒲原郡の町。2006年1月1日、五泉市と新設合併したため消滅した。現五泉市域の南半分を占める。
概要
[編集]近世には旧村松藩の藩庁村松城の城下町として、戦前・戦中は軍都として栄えた。戦後は農業と繊維産業が盛んである[1]。町内には能代川、早出川が流れる。
五泉市への通勤率は18.6%・新潟市への通勤率は16.5%(いずれも平成17年国勢調査)。
歴史
[編集]村松大火
[編集]1946年(昭和21年)5月8日、町の中心部の鮮魚商から出火した火が市街地に燃え広がり、花火屋の火薬にも引火・爆発[3]。死者2名、罹災人口約4,000名、焼損棟数約1,300棟の大惨事となり、役場や国民学校、郵便局、警察署、図書館、片倉製糸越後工場も焼失した[3]。
沿革
[編集]- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い中蒲原郡村松町が町制施行し、村松町が発足。
- 1955年(昭和30年)3月31日 - 中蒲原郡大蒲原村、川内村、十全村、菅名村(一部)と合併し、村松町を新設。
- 1962年(昭和37年)8月1日 - (旧)五泉市と境界の一部を変更。
- 2006年(平成18年)1月1日 - (旧)五泉市と合併し五泉市を新設して消滅。
町長
[編集]産業
[編集]- 農林水産業
稲作のほか、果樹栽培や鯉の養殖が盛ん。
- 工業
1927年(昭和2年)に片倉越後製糸が設立され、信越製糸村上工場、大倉製糸新発田工場に次ぐ県内3位の設備釜数と、県内トップの生糸製造高を持つ工場となった[4]。
- 町内に拠点を置く主な企業
- 商業
中心部の商店街には1973年(昭和48年)から1975年(昭和50年)にかけて片持ち式のアーケードが整備された[7]。
藩政時代より下町・仲町・上町を中心とした六斎市「三・八の市」が開かれており、1961年(昭和36年)以降は国道昇格に伴い移転したものの継続されている[7]。
教育
[編集]- 小学校
- 村松町立大蒲原小学校
- 村松町立村松小学校
- 村松町立十全小学校(合併後の2015年閉校)
- 村松町立村松東小学校(合併後の2012年川内小と統合し五泉市立愛宕小学校へ)
- 村松町立川内小学校(合併後の2012年村松東小と統合し五泉市立愛宕小学校へ)
- 中学校
- 村松町立村松桜中学校
- 村松町立山王中学校(合併後の2017年愛宕中と統合し村松桜中へ)
- 村松町立愛宕中学校(合併後の2017年山王中と統合し村松桜中へ)
- 高等学校
交通
[編集]道路
[編集]- 高速道路
- なし
- 一般国道
- 都道府県道
バス
[編集]- 蒲原鉄道を参照。
鉄道
[編集]施設
[編集]- 幼稚園 - 村松幼稚園
- 保育所 - 村松第1保育園、村松第3保育園、大蒲原保育園、川内保育園、戸倉保育園
- 村松町立放課後児童クラブ - さくら児童クラブ
- 新潟大学農学部付属フィールド科学研究センター(耕地生産部)村松ステーション
- 村松文化劇場 - 1969年の村松町では唯一の映画館[8]。
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
[編集]- さくらんど温泉
- 村松城跡公園
- 村松町郷土資料館
- 村松公園
- 忠犬タマ公
- 慈光寺・黄金の里会館
- 大沢鍾乳洞
- 仙見川・早出川の渓谷
- 衣岩、夫婦滝、壺滝
- 早出川ダム
- チャレンジランド杉川
- 金割鉱泉
- 観光農園(栗園、りんご園)
- むらまつさかなパーク玉泉(淡水魚水族館)[9]
出身有名人
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c 村松町の概要 - 村松町 - WARP
- ^ 市町村要覧:村松町
- ^ a b 村松町史編纂委員会 編『村松町史 通史編 下巻』村松町教育委員会事務局、1982年3月、802-807頁。国立国会図書館書誌ID:000001571812。
- ^ 松本和明「両大戦間期における新潟県の産業発展と企業家グループ(下)郡部の場合」『地域研究 : 長岡大学地域研究センター年報』第3号、長岡大学地域研究センター、2003年、89-103頁、CRID 1520290885446505088、ISSN 13488015。
- ^ 村松町の工業団地 - 村松町 - WARP
- ^ 産業団地 > 村松工業団地 - 新潟県.2019年1月18日閲覧。
- ^ a b 村松町史編纂委員会 編『村松町史 通史編 下巻』村松町教育委員会事務局、1982年3月、977-978頁。国立国会図書館書誌ID:000001571812。
- ^ 1969年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。『映画年鑑 1969年版 別冊 映画便覧 1969』時事通信社、1969年
- ^ “川魚料理の玉泉、淡水魚水族館29日オープン”. 日本経済新聞: p. 22 地方経済面 新潟. (1989年4月7日)
参考文献
[編集]- 『市町村名変遷辞典』東京堂出版、1990年。
- “平成14年度市町村要覧”. 新潟県. 2004年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月19日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 村松町ホームページ(2005/12/06アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- 五泉市・村松町合併協議会HP(アーカイブ) - WayBack Machine
- 五泉市HP:合併情報