コンテンツにスキップ

本庄村 (鳥取県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ほんじょうそん
本庄村
廃止日 1954年7月1日
廃止理由 新設合併
田後村東村浦富町蒲生村岩井町小田村本庄村大岩村網代村岩美町
現在の自治体 岩美町
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中国地方山陰地方
都道府県 鳥取県
岩美郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 9.8 km2
総人口 2,084
[1]、1953年)
隣接自治体 浦富町、岩井町、小田村、大岩村、網代村、福部村
本庄村役場
所在地 鳥取県岩美郡本庄村大字新井
地図
旧・本庄村役場庁舎位置
座標 北緯35度34分04秒 東経134度19分48秒 / 北緯35.567867度 東経134.33度 / 35.567867; 134.33座標: 北緯35度34分04秒 東経134度19分48秒 / 北緯35.567867度 東経134.33度 / 35.567867; 134.33
特記事項 村役場は本庄小学校付近に所在した[2]
ウィキプロジェクト
テンプレートを表示

本庄村(ほんじょうそん)は、鳥取県岩井郡岩美郡にあった自治体である。

概要

[編集]

現在の岩美町本庄・新井・河崎・太田・恩志・高山に相当する。蒲生川中・下流域に位置した。

藩政時代には鳥取藩領の岩井郡本庄(本庄郷、本郷)に属する本庄村・新井村・河崎村・太田村、および蒲生庄に属する恩志村(恩地村)・高山村があった[3]

本庄の名は、荘園として開墾されたところからと伝えられる[1]。また役場や学校が置かれた新井(にい)は、古語の稲の新穀を意味する「にひ」が由来とされる[4]

沿革

[編集]

行政

[編集]

戸長

[編集]
  • 郡区町村編制法施行後(1879年)[1]
    • 太田・本庄戸長:村松茂平
    • 岩常・新井・河崎戸長:八石貫一郎
    • 恩志・高山戸長:石谷又市
  • 本庄村外十八ヶ村連合戸長役場(1883年 - 1889年):村松茂平、田中傳六[1][7]
    管轄区域:本庄村・太田村・新井村・河崎村(後の本庄村の一部)、大谷村・岩本村(後の大岩村)、池谷村・延興寺村・外村・小田大谷村・大坂村・唐川村(後の高野村)、岩常村・高住村・長郷村・院内村・荒金村・黒谷村(後の新宮村)、網代村
なお恩志村と高山村は岩井宿外十二ヶ村連合戸長役場(後の岩井村)の管轄であった[1][8]

歴代村長

[編集]
氏名 就任年月日 退任年月日 備考
八石貫一郎 1889年(明治22年)11月20日 1893年(明治26年)11月4日
2 八石貫一郎 1893年(明治26年)11月13日 1894年(明治27年)4月25日
3 吉岡義造 1894年(明治27年)5月2日 1899年(明治32年)1月15日
4 田中柳太郎 1899年(明治32年)1月16日 1900年(明治33年)12月30日
5 村上元蔵 1900年(明治33年)12月28日 1904年(明治37年)12月27日
6 村上元蔵 1905年(明治38年)1月11日 1909年(明治42年)1月10日
7 山本善九郎 1909年(明治42年)1月19日 1913年(大正2年)1月18日
8 村松柳治 1913年(大正2年)1月30日 1917年(大正6年)1月29日
9 山本善九郎 1917年(大正6年)1月24日 1920年(大正9年)10月9日
10 山本猪之蔵 1920年(大正9年)11月8日 1924年(大正13年)11月7日
11 山本猪之蔵 1924年(大正13年)11月11日 1926年(大正15年)9月27日
12 岸本万英 1927年(昭和2年)3月24日 1931年(昭和6年)3月23日
13 村上喜治 1931年(昭和6年)4月21日 1935年(昭和10年)4月20日
14 村上喜治 1936年(昭和11年)2月1日 1940年(昭和15年)1月31日
15 谷垣邦義 1940年(昭和15年)4月5日 1944年(昭和19年)4月4日
16 谷垣邦義 1944年(昭和19年)4月5日 1946年(昭和21年)10月15日
17 谷垣博義 1947年(昭和22年)4月6日 1951年(昭和26年)4月4日
18 谷垣博義 1951年(昭和26年)4月24日 1954年(昭和29年)6月30日
参考文献 - [1]

教育

[編集]

交通

[編集]

鉄道

[編集]

道路

[編集]

出身者

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j 岩美町誌(岩美町教育委員会、1968年)
  2. ^ 国土地理院旧版地図「浜坂 五万分一地形図 昭和7年修正」(ひなたGIS
  3. ^ 角川日本地名大辞典 鳥取県「本庄(近世)」「蒲生庄(近世)」
  4. ^ 角川日本地名大辞典 鳥取県「新井」
  5. ^ 「字名改称並区域変更」『官報』1914年9月17日国立国会図書館デジタルコレクション)
  6. ^ 「鳥取県告示第266号・市町村の廃置分合」『鳥取県広報 第2518号』1954年5月28日鳥取県立公文書館
  7. ^ 鳥取県職員録 明治22年9月調(鳥取県、1889年)
  8. ^ 府県管轄区域郡区町村名集覧(樋口文治郎、1888年)
  9. ^ 広報いわみ 2011年11月号

関連項目

[編集]