愛染恭子
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プロフィール | |
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別名義 | 青山涼子(旧芸名)本名・寺西恭子[1] |
生年月日 | 1958年2月9日 |
現年齢 | 66歳 |
出身地 | 日本・千葉県 |
血液型 | B型 |
公称サイズ(2002年時点) | |
身長 / 体重 | 161 cm / 60 kg |
BMI | 23.1 |
スリーサイズ | 83 - 60 - 85 cm |
活動 | |
デビュー | 1975年:ピンク映画『痴漢地下鉄』 |
ジャンル | AV女優、女優 |
モデル: テンプレート - カテゴリ |
愛染 恭子(あいぞめ きょうこ、1958年2月9日 - )は、日本のポルノ監督、元ポルノ女優、元AV女優。旧芸名、青山 涼子(あおやま りょうこ)。本名:山崎恭子[2]。千葉県野田市出身[2]。
略歴
[編集]父方の祖母がカナダ人というクオーター[2]。幼少の頃は髪が金髪であったと、本人が『週刊文春』のインタビューで答えている[いつ?]。
東京都立忍岡高等学校卒業後にスカウトされ[2]、ヌードモデルとして活動していたが、青山涼子の芸名で1975年にピンク映画『痴漢地下鉄』でデビュー(一部の資料では、青山京子、青山淳子となっているが、いずれも誤り)。その後、20本ほどのピンク映画に出演する。
1981年、『白日夢』の主演に抜擢され[3]、本番行為を演じたことを契機に、愛染恭子と改名。映画がヒットするとストリップ劇団を旗揚げし[2]、ドサ回りを始め[2]、映画・ビデオ・ビニ本・自伝などを合わせ、3年間で25億円稼ぎまくった[2]。母が千葉カントリークラブ野田コースでキャディをやっていたこともあり、親孝行で同コースの脇に敷地462平方メートル、建坪165平方メートルの建設費1億円の白亜の豪邸を建てた[2]。
1983年1月、大阪市・十三のストリップ劇場に出演中に公然わいせつの現行犯で逮捕され、罰金5万円の命令を受けた。同年7月には横浜でも同罪で逮捕[2]、起訴猶予となっている[4]。釈放されるとすぐにファンの待つ地方のストリップ劇場に飛んで行くプロ根性の持ち主であった[2]。
1984年、アダルトビデオ作品『ザ・サバイバル』の処女喪失シーン撮影のために高須クリニックで処女膜再生手術を受け、実際の手術の映像が作品内で使用された[4][5]。
1994年7月にストリップ界から引退[4]、以降はアダルトビデオを中心に活動。
2007年4月24日、自身と親密な付き合いのある男性と淫行をした中学3年生の姪を殴るなどして負傷させたとして千葉県野田警察署に傷害の疑いで逮捕され、松戸簡易裁判所から罰金50万円の略式命令を受け、即日納付後に釈放された[4][1]。
2010年3月公開の団鬼六原作の映画『奴隷船』をもってヌード出演からは引退する、と公表した。「脱ぎ」無しでの女優業や映画製作に専念するといい、団からは「これが脱ぎおさめになるとは残念」というメッセージが寄せられた[6]。なお、実際のヌード引退は2010年3月7日に行われた埼玉県のストリップ劇場「わらびミニ劇場」での公演となり、3月5日 - 7日の3日間に12回のストリップステージを務めた。
アダルトグッズなどを販売する会社でデザイナーを務めたこともあったが、現在は、監督・女優業のほか、Twitterでフォロワーの恋の悩みや相談にも乗っている。
エピソード
[編集]18歳でヌードモデルとしてデビューしたが、その時はまだ処女であったことを明かしている。その時の撮影ではスタッフに指示され、自分で自分の乳首を触り勃起させたというエピソードも明かしている[7](同時に処女喪失は20歳の時とも答えている)。
『白日夢』への出演は武智鉄二監督の「この作品は世界的に有名になる。君も有名になる」という一言で決意した[7]。また、美しい世界観を表現したいという武智の思いに賛同したというところも大きいという[7]。同作の出演で周囲の人間から白い目で見られ、道行く人にも「誰とでもやるんだろう」といわれるため、大きなサングラスに大きな帽子をかぶるなど変装して出歩くようになった。しかし、愛染が母親に家をプレゼントしたということが報道されると、周囲の評価は好意的なものに変わった[7]。
2010年(平成22年)3月、雑誌の取材で石垣島から新城島に向かっていた際、竹富島近海で乗船していたプレジャーボートが炎上する事故に巻き込まれたが、愛染ら乗員・乗客は近くを航行していた旅客船に救助された。このことは出演した映画『奴隷船』初日で舞台挨拶を行なった愛染が明らかにした。
代々木忠監督による女番長作品出演時は、シンナー遊びしている役作りのため、前歯を抜いて撮影に臨んだ[8]。
ポルノ映画(青山涼子名義)
[編集]- 1975.07._ 強姦か和姦科? だまして暴行 和光映画
- 1975.11._ 痴漢地下鉄 新東宝興業
- 1976.08.11 ドキュメント・ポルノ 淫絶(秘)白書 ワタナベプロ
- 1976.10.20 セミドキュメント 悶絶キャバレー ワタナベプロ
- 1976.10._ 処女盗ッ人 映像社
- 1977.07._ (秘)女郎生贄 新東宝
- 1977.11.26 痴女昇天 ワタナベプロ
- 1978.01._ 悶絶痴漢船 青年群像
- 1978.03.04 痴漢横丁交番前 ワタナベプロ
- 1978.07.22 セミドキュメント 東京淫欲の夜 ワタナベプロ
- 1978.07._ 発情レポート 穴場遊び 関東ムービー
- 1978.11.18 暴る! にっかつ ... ハニイ
- 1979.03.06 絶倫トルコマンション 密戯 青年群像
- 1979.06.05 トルコ拷問 激痛 青年群像
- 1979.07.10 濡れた牝猫 高橋プロ
- 1979.07._ 少女を襲う! 高橋プロ
- 1979.09.04 超淫力 絶頂女 幻児プロ
- 1980.04._ 変態夜行列車 新東宝
ポルノ映画(愛染恭子に改名以降)
[編集]- 1981年白日夢[3] 9月12日
- 1981年12月21日 淫欲のうずき[3]
- 1982年 8月14日 華麗なる愛の遍歴 愛染恭子
- 1983年 3月11日 ヨーロッパ・ノーカット版 愛染恭子・華麗なる追憶
- 1983年10月21日 性感極秘テクニック
- 1984年 4月 愛染恭子 ザ・サバイバル
- 1984年12月22日 愛染恭子の未亡人下宿
- 1986年 THEエロスvol.1 トレーシー VS 愛染 レズ狂艶
- 1987年白日夢2 2月 7日
- 1993年12月23日 愛染恭子 昼下りの情事
- 1994年 おんな犯科帳 -江戸拷問刑罰抄-
- 1995年美女奉行 おんな牢秘抄II(お文) 9月21日
- 1996年12月18日 成田アキラのテレクラ三昧
- 1997年 3月 1日 Zen-Gilow Presents Sun Run Gun 脳みそぶっぱなしツアー1泊2日
- 1998年 8月21日 淫恥母
- 1998年 9月 4日 疑惑の診察室 わたしを犯した美容整形外科医
- 1998年 9月22日 女家庭教師 恥じらいの個人教授
- 1998年10月23日 実録人妻白書
- 1999年 1月29日 髪結い未亡人 むさぼる快楽
- 1999年 2月26日 毒婦 妖しい炎
- 1999年 4月23日 緊縛の虜
- 1999年 7月31日 デッドライン 鳥よ響け、男達の魂に
- 1999年 9月18日 意外と死なない
- 2000年 1月21日 痴女教室
- 2000年 2月25日 どすけべ女社長 未亡人の性欲
- 2000年 6月16日 愛染恭子 Gの快感
- 2000年 7月25日 淫タビュー 普通の女の異常な本音
- 2000年 9月 1日 愛染恭子の人妻セールスレディ 快楽の実演
- 2001年 2月 2日 愛染恭子VS小林ひとみ 発情くらべ
- 2001年 2月21日 艶熟母
- 2001年 3月16日 極妻レズ (アリスJAPAN)
- 2001年10月21日 暗黒街 渋谷ミッドナイト・ウォー
- 2001年10月26日 昼下がりの情事
- 2002年 4月25日 新人ツアーコンダクター あゆみ
- 2002年 4月26日 愛染恭子の痴漢病棟
- 2002年 7月19日 続・愛染恭子Gの快感
- 2002年 9月27日 にっぽん淫欲伝 姫狩り
- 2002年10月25日 痴漢病棟 (アリスJAPAN)
- 2002年12月14日 紅姉妹 前後編
- 2002年12月24日 Gの快感 (アリスJAPAN)
- 2003年 5月11日 政界レズビアン 女戒 (アリスJAPAN)
- 2003年 5月25日 新人ナース・はるか 恥ずかしいお仕事
- 2002年GUN CRAZY エピソード1 復讐の荒野 8月23日
- 2003年 9月19日 政界レズビアン 女戒(じょかい) (アリスJAPAN)
- 2003年12月26日 愛染恭子VS菊池えり ダブルGスポット
- 2004年 4月25日 ザ・痴漢ネット Access7
- 2005年 7月 2日 ピーカン夫婦
- 2004年 9月30日 ダブルGスポット (アリスJAPAN)
- 2005年10月 愛欲の未亡人 〜よみがえる記憶〜
- 2006年 5月25日 近親相姦 母と息子(マドンナ)
- 2006年 7月 7日 平成未亡人下宿 痴漢みだら指(新東宝映画:監督、脚本、出演)
- 2007年セレブが結婚したい13の悪魔 2月 5日
- 2007年パッチギ! LOVE&PEACE 6月 9日
- 2010年 3月 6日 奴隷船
映画
[編集]テレビ番組
[編集]- 文吾捕物帳 第13話(1981年、ANB)
- 木曜ゴールデンドラマ / 誘拐スクランブル(1985年、YTV)
- 土曜ワイド劇場 / ダンススクール連続殺人(1988年、ABC)
- 火曜サスペンス劇場 / 花園の迷宮(1988年3月、NTV / 東映)- 牡丹 役
- 直木賞作家サスペンス / 隣家の寝室(1989年、KTV / 東映)
- ビタミンF 第3話「はずれくじ」(2002年、NHK)
- みんな!エスパーだよ!(2013年、テレビ東京)- おばちゃん 役
作品
[編集]監督
[編集]- 2001年小林ひとみ 発情くらべ 2月 2日 愛染恭子VS
- 2001年 8月21日 新人ツアーコンダクター2
- 2002年 2月25日 教習所のお姉さん
- 2002年 4月26日 愛染恭子の痴漢病棟
- 2002年 7月19日 続・愛染恭子Gの快感 究極編
- 2003年 1月25日 新人ツアーコンダクター 紀華
- 2003年 5月11日 政界レズビアン 女戒
- 2003年12月26日 愛染恭子VS菊池えり ダブルGスポット
- 2006年 3月25日 満員電車の女
- 2006年 7月 7日 平成未亡人下宿 痴漢みだら指
- 2009年白日夢(いまおかしんじと共同)[10]。 9月 5日
- 2010年 新釈 四畳半襖の下張り
- 2011年 7月22日 阿部定 〜最後の七日間〜
脚本
[編集]- 2000年 9月 1日 愛染恭子の人妻セールスレディ 快楽の実演
- 2003年 1月25日 新人ツアーコンダクター 紀華
- 2006年 7月 7日 平成未亡人下宿 痴漢みだら指
原作
[編集]- 1984年 1月19日 愛染恭子のベッドサイドストーリー
- 2000年 6月16日 愛染恭子 Gの快感
- 2000年 9月 1日 愛染恭子の人妻セールスレディ 快楽の実演
- 2001年 2月 2日 愛染恭子VS小林ひとみ 発情くらべ
- 2002年 7月19日 続・愛染恭子Gの快感 究極編
編集
[編集]- 2001年 2月 2日 愛染恭子VS小林ひとみ 発情くらべ
配役
[編集]- 2002年 7月19日 続・愛染恭子Gの快感 究極編
書籍
[編集]- 「間違いだらけのセックス」(2011年1月、ロングセラーズ)ISBN 978-4-8454-0860-3
写真集
[編集]- 桜桃記 終宴 ISBN 4-88618-113-9
- 狂宴宮 ISBN 4-88618-122-8
- 白日夢 ISBN 4-88618-108-2
- 堕落論 ISBN 4-88618-127-9
- 白日夢よ、ふたたび…
- 皆既日食 ISBN 4-8458-1500-1
音楽作品
[編集]シングル
[編集]発売日 | 規格 | 規格品番 | 面 | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 |
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ハミングバード | |||||||
1984年11月21日 | EP | 7HB-11 | A | 恋人たちの森 | 中原葉子 | 西谷翔 | 竜崎孝路 |
B | エンドレス・ドリーム |
脚注
[編集]- ^ a b “愛染恭子 14歳姪と三角関係?彼氏を取られ激怒!映画顔負け暴行”. デイリー. 2021年4月20日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “愛染恭子で"姫初め?!"にっかつポルノ初出演 きっと興奮させるわ 山本晋也監督『……未亡人下宿』 学生相手のSEX戦争”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 15. (1984年11月5日)
- ^ a b c 安田理央『日本AV全史』(2023年、ケンエレブックス)391‐429頁「日本AV年表」
- ^ a b c d “愛染恭子が暴行…14歳めいが知人男性と寝たのに激怒”. ZAKZAK (産経デジタル). (2007年4月24日) 2013年8月24日閲覧。
- ^ 「包茎を作った男」高須院長が整形産業について語る ログミー 「村西とおるのナイスな夜~男女のセクシーさ、とは何でしょう~」2017年8月31日閲覧
- ^ “愛染恭子、九死に一生!! 乗っていた船が炎上、沈没!!”. 中日新聞 CHUNICHI Web (中日新聞社). (2010年3月7日). オリジナルの2010年3月9日時点におけるアーカイブ。 2010年3月7日閲覧。
- ^ a b c d 2010年2月11日放送回『ドォーモ』の企画「ザ・インタビュー」出演時に発言
- ^ 信宏, 本橋 (2021年5月15日). “華道家からヤクザ、そしてピンク映画の助監督…セクシービデオ界の巨匠“代々木忠”の波乱万丈すぎる半生とは”. 文春オンライン. 2021年8月15日閲覧。
- ^ “愛染恭子主演「風を追いかけて」(2004)映画制作会社のアウトサイド公式YouTube”. 2021年4月20日閲覧。
- ^ “AV氾濫の今こそ…愛染恭子アノ“本番映画”リメーク”. ZAKZAK (産経デジタル). (2007年12月17日) 2007年12月17日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 愛染恭子 (@aizomekyoko) - X(旧Twitter) (最終更新日:2012年1月1日)
※以下は、18禁サイト
- アリスJAPAN 女優詳細 愛染恭子
- AIZOMENET - 閉鎖。(2009年2月7日時点のアーカイブ)