必殺マグナム
必殺マグナム | |
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Murphy's Law | |
監督 | J・リー・トンプソン |
脚本 | ゲイル・モーガン・ヒックマン |
製作 | パンチョ・コーナー |
製作総指揮 |
メナハム・ゴーラン ヨーラン・グローバス |
出演者 |
チャールズ・ブロンソン キャスリーン・ウィルホイト キャリー・スノッドグレス |
音楽 |
マーク・ドナヒュー ヴァレンタイン・マッカラム |
撮影 | アレックス・フィリップス |
編集 |
ピーター・リー・トンプソン チャールズ・シモンズ |
製作会社 | キャノン・フィルムズ |
配給 |
キャノン・フィルムズ 日本ヘラルド映画 |
公開 |
1986年4月18日[1] 1987年8月29日[2] |
上映時間 | 100分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
興行収入 | $9,947,631[3] |
『必殺マグナム』(ひっさつマグナム、原題:Murphy's Law)は、1986年に公開されたアメリカ合衆国のスリラー映画。 作品の原タイトルは主人公の名前と『マーフィーの法則(英: Murphy's law)』から取られている。
ストーリー
[編集]刑事のジャック・マーフィーは、買い物帰りに自分の車を盗もうとした車泥棒の女を捕まえるが、隙を突かれて逃げられる。翌日、殺人事件現場に呼び出されたマーフィーは、アンソニー・ヴィンチェンゾが犯人である証拠を見つける。アンソニーの行方を知るため、兄のフランク・ヴィンチェンゾに聞くが知らないという。
家に帰ったマーフィーは、裁判所から届いた妻との離婚成立判決書に目を通していたとき、謎の人物から脅迫めいた電話がかかってきた。翌日、アンソニーが空港に現れたという情報が入り、マーフィーたちは空港に向かう。アンソニーは、マーフィーたちを見つけると、客室乗務員を人質にとり逃走した。アンソニーは人質を射殺し、逃げようとしたが駆けつけたマーフィーに射殺された。警察署でマーフィーの元妻がストリップ劇場で働いていると聞き、ストリップ劇場に向かったマーフィーは、元妻と話をすると、元妻が劇場の支配人と関係を持っているという。閉館時間になり、マーフィーは2人を追跡し、家での行為を見て帰宅した。
次の日、酒を買いにきたマーフィーは、偶然自分の車を盗もうとしたアラベラ・マギーを見つけ逮捕した。その日の夜、再び劇場に来たマーフィーは、元妻と話した後、帰ろうとして車に乗った直後、何者かに殴られ気絶する。その人物は、元妻と支配人をマーフィーの銃で射殺した。マーフィーは2人を殺した犯人とされ、逮捕される。留置場に入れられ、アラベラとつながれたマーフィーは隙を突き脱走する。マーフィーはアラベラを連れて、知人のベン・ウィルコーヴ宅を訪れる。ベンから銃を貰い出発するが、その直後マーフィーに罪を着せた女が、ベンを射殺する。
ベンが殺されたことを知り、ヴィンチェンゾ一味が怪しいと考え、2人はフランク・ヴィンチェンゾのもとに向かう。マーフィーがフランクを問いただすが、フランクは何も知らなかった。マーフィーは、知人のアートに、自分に恨みを抱いている人物を探してほしいと頼む。その結果、措置入院させた、ジョーン・フリーマンという女が犯人であると確信する。フリーマンは、入院させた関係者を次々に殺害していった。
自分以外に残っている検事の家を訪れたマーフィーたちだが、すでに検事は殺害されており、アラベラは誘拐される。マーフィーは呼び出された場所に行き、同僚のエドに応援を頼む。しかし、エドはヴィンチェンゾに買収されており、マーフィーを連れていこうとしたとき、フリーマンにクロスボウで首を撃たれ死亡する。そこに、ヴィンチェンゾ一味が乗り込んできたが、マーフィーは一味を倒し、アラベラを助け出す。直後、アラベラは後ろからフリーマンにクロスボウで撃たれる。マーフィーはフリーマンと対決し、フリーマンは転落死する。その後、救急車に乗せられたマーフィーは、一命を取り留めたアラベラと一緒に病院へと送られていった。
キャスト
[編集]役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
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フジテレビ版 | ||
ジャック・マーフィー | チャールズ・ブロンソン | 大塚周夫 |
アラベラ・マギー | キャスリーン・ウィルホイト | 冨永みーな |
ジョーン・フリーマン | キャリー・スノッドグレス | 谷育子 |
アート・ペニー | ロバート・F・ライオンズ | 小島敏彦 |
フランク・ヴィンチェンゾ | リチャード・ロマナス | 筈見純 |
ベン・ウィルコーヴ | ビル・ヘンダーソン | 中庸助 |
エド・ライニキー | ジェームズ・ルイジ | 千田光男 |
ケラーマン判事 | ジェローム・ソー | 村松康雄 |
ナックマン警部補 | クリフォード・A・ピロー | 中庸助 |
ジャン | エンジェル・トンプキンズ | 横尾まり |
キャメロン | ローレンス・ティアニー | 渡部猛 |
デイヴ・マンザレック | ミーシャ・ハウザーマン | 江原正士 |
リース | キャル・ヘインズ | 吉水慶 |
サンタナ | ハンス・ハウス | 秋元羊介 |
トニー・ヴィンチェンゾ | クリス・デローズ | |
ケリー | フランク・アネス | 福田信昭 |
ヴィンチェンゾの母親 | 竹口安芸子 | |
ホテルの受付係 | ロバート・アクセルロッド | 星野充昭 |
その他 | — | 沢木郁也 さとうあい 井上喜久子 |
日本語版スタッフ | ||
演出 | 福永莞爾 | |
翻訳 | 宇津木道子 | |
調整 | 金谷和美 | |
担当 | 宮澤徹 | |
制作 | ザック・プロモーション | |
解説 | 高島忠夫 | |
初回放送 | 1990年2月10日 『ゴールデン洋画劇場』 |
スタッフ
[編集]- 監督:J・リー・トンプソン
- 製作:パンチョ・コーナー
- 脚本:ゲイル・モーガン・ヒックマン
- 撮影:アレックス・フィリップス
- 音楽:マーク・ドナヒュー、ヴァレンタイン・マッカラム
- 編集:ピーター・リー・トンプソン、チャールズ・シモンズ
脚注
[編集]- ^ “Release dates for Murphy's Law”. IMDb. 2012年3月15日閲覧。
- ^ “必殺マグナム”. キネマ旬報社. 2012年3月15日閲覧。
- ^ “Murphy's Law”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月5日閲覧。