コンテンツにスキップ

常陸太田駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
常陸太田駅[* 1]
駅舎(2021年12月)
ひたちおおた
Hitachi-Ōta
谷河原 (1.3 km)
地図
所在地 茨城県常陸太田市山下町1043
北緯36度31分52.3秒 東経140度31分40.4秒 / 北緯36.531194度 東経140.527889度 / 36.531194; 140.527889座標: 北緯36度31分52.3秒 東経140度31分40.4秒 / 北緯36.531194度 東経140.527889度 / 36.531194; 140.527889
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 水郡線(支線)
キロ程 9.5 km(上菅谷起点)
水戸から19.6 km
電報略号 オウ←ヲウ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[1]
乗車人員
-統計年度-
860人/日(降車客含まず)
-2023年-
開業年月日 1899年明治32年)4月1日[2]
備考 業務委託駅
  1. ^ 1927年昭和2年)に太田駅から改称。
テンプレートを表示

常陸太田駅(ひたちおおたえき)は、茨城県常陸太田市山下町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)水郡線(支線)の駅。支線の終点である。

歴史

[編集]

水戸市太田町を結ぶ太田鉄道の駅として開業し、後に国有化され、水郡線の駅となった。

かつては国道349号を挟んだ駅前日立電鉄常北太田駅が存在し、乗り換えが可能だったが、2005年平成17年)に廃止された。その後の周辺整備により電鉄駅の跡地も転用され、当時の面影は少なくなっている。

年表

[編集]

駅構造

[編集]

単式ホーム1面1線を有する地上駅であり[1]留置線などの側線は設置されていない。

指定席券売機自動券売機・簡易Suica改札機設置の業務委託駅JR東日本ステーションサービス委託)で一部時間帯は駅員が不在となる。駅の管理は水戸営業統括センターが行っている。

元々は現在の駅前ロータリーの位置にホームがあったが、周辺整備に合わせて2010年平成22年)5月にホームをやや南方に移設し、2011年(平成23年)4月11日より新駅舎の供用が開始された。徳川光圀の隠居所である西山荘をイメージしたもので、鉄筋コンクリート一部鉄骨造り平屋建て419平方メートルあり、観光案内所との合築となる[9]。当初は同年3月26日からの供用を予定していたが、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の影響で水郡線自体が不通となったため、運転再開と同時の供用となった[10]

当駅からは終日概ね1時間に1本の普通列車が運行されている[11]。最終列車到着後は夜間滞泊せず、上菅谷駅に回送され、翌朝再び当駅まで回送される。

利用状況

[編集]

JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員860人である[利用客数 1]

2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。

乗車人員推移
年度 1日平均
乗車人員
出典
2000年(平成12年) 1,254 [利用客数 2]
2001年(平成13年) 1,285 [利用客数 3]
2002年(平成14年) 1,256 [利用客数 4]
2003年(平成15年) 1,265 [利用客数 5]
2004年(平成16年) 1,291 [利用客数 6]
2005年(平成17年) 1,306 [利用客数 7]
2006年(平成18年) 1,318 [利用客数 8]
2007年(平成19年) 1,297 [利用客数 9]
2008年(平成20年) 1,234 [利用客数 10]
2009年(平成21年) 1,202 [利用客数 11]
2010年(平成22年) 1,195 [利用客数 12]
2011年(平成23年) 1,123 [利用客数 13]
2012年(平成24年) 1,169 [利用客数 14]
2013年(平成25年) 1,218 [利用客数 15]
2014年(平成26年) 1,232 [利用客数 16]
2015年(平成27年) 1,235 [利用客数 17]
2016年(平成28年) 1,189 [利用客数 18]
2017年(平成29年) 1,172 [利用客数 19]
2018年(平成30年) 1,205 [利用客数 20]
2019年(令和元年) 1,153 [利用客数 21]
2020年(令和02年) 985 [利用客数 22]
2021年(令和03年) 890 [利用客数 23]
2022年(令和04年) 877 [利用客数 24]
2023年(令和05年) 860 [利用客数 1]

駅周辺

[編集]

バス路線

[編集]
バス乗り場(2018年10月)

駅前ロータリーに茨城交通[注釈 1]の一般路線バスが乗り入れている。

なお、東京駅バスタ新宿発着の高速バス「常陸太田号」茨城空港行は乗り入れておらず、当駅より約1.5 km離れた常陸太田市高速バスターミナルの発着となる。ただ、高速バス「常陸太田号」は、駅南方の国道349号上にある「太田駅入口」停留所や「道の駅ひたちおおた」にも停車する。

のりば 運行事業者 行先 出典
1 茨城交通
  • 水23水24水25:入合
  • 水27:湯草
  • 水28水29水34水35:馬次入口
  • 水30:東染明神
  • 水33:竜神大吊橋
  • 上菅02太田69:一高前
  • 上菅04:増井車庫
  • 太田66:大間ヶ沢
  • 太田70:仲城町
  • 88こ8西山9094:馬場八幡前
[12]
2
3

隣の駅

[編集]
東日本旅客鉄道(JR東日本)
水郡線(支線)
谷河原駅 - 常陸太田駅

脚注

[編集]

記事本文

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 一部の路線は2019年(平成31年)4月30日まで日立電鉄交通サービスとして運行。

出典

[編集]
  1. ^ a b 『週刊 JR全駅・全車両基地』 42号 水戸駅・常陸太田駅・高萩駅ほか74駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年6月9日、27頁。 
  2. ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、444頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、62頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  4. ^ 常陸太田市史編さん委員会 編『常陸太田市史 通史編 下』常陸太田市役所、昭和58年3月31日(751ページより)
  5. ^ “「みどりの窓口」常磐線6駅に開設 JR水戸支社”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (1992年12月18日) 
  6. ^ “JR水戸支社 2駅の新駅舎開業”. 交通新聞. (2011年4月14日) 
  7. ^ Suica の一部サービスをご利用いただける駅が増えます - 東日本旅客鉄道株式会社、2013年11月29日
  8. ^ 駅の情報(常陸太田駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2018年10月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年10月25日閲覧。
  9. ^ 交通新聞2010年8月3日
  10. ^ 常陸太田新駅舎の利用開始 広場や駐車場も整備 - 2011年4月12日 茨城新聞
  11. ^ 常陸太田駅時刻表.駅探
  12. ^ 常陸太田太田駅 / バスのりば・停留所案内|路線バス - 茨城交通”. 茨城交通. 2024年5月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月14日閲覧。

利用状況

[編集]
  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2023年度)”. 東日本旅客鉄道. 2024年7月21日閲覧。
  2. ^ 各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  3. ^ 各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  4. ^ 各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  5. ^ 各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  7. ^ 各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  8. ^ 各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  9. ^ 各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  10. ^ 各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  11. ^ 各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  12. ^ 各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  13. ^ 各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  14. ^ 各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  15. ^ 各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  16. ^ 各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  17. ^ 各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  18. ^ 各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  19. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月28日閲覧。
  20. ^ 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月21日閲覧。
  21. ^ 各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月16日閲覧。
  22. ^ 各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月28日閲覧。
  23. ^ 各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月12日閲覧。
  24. ^ 各駅の乗車人員(2022年度)”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月10日閲覧。

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]