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山北町 (新潟県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さんぽくまち
山北町
笹川流れ
山北町旗 山北町章
山北町旗 山北町章
1965年11月3日制定
廃止日 2008年4月1日
廃止理由 新設合併
村上市・荒川町神林村朝日村山北町村上市
現在の自治体 村上市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 中部地方北陸地方
甲信越地方
都道府県 新潟県
岩船郡
市町村コード 15585-3
面積 283.91 km2
総人口 6,942
推計人口、2008年3月1日)
隣接自治体 村上市朝日村山形県鶴岡市
町の木 スギ[1]
町の花 ヤマユリイワユリ[1]
山北町役場
所在地 959-3993
新潟県岩船郡山北町府屋232[1]
外部リンク 山北町HP(アーカイブ)
座標 北緯38度30分52秒 東経139度32分03秒 / 北緯38.5145度 東経139.53406度 / 38.5145; 139.53406 (山北町)座標: 北緯38度30分52秒 東経139度32分03秒 / 北緯38.5145度 東経139.53406度 / 38.5145; 139.53406 (山北町)

山北町 (新潟県)位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

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岩船地域における平成の大合併。当町は最北部に位置した。

山北町(さんぽくまち)は、新潟県の最北端、日本海沿岸にあったである。2008年4月1日村上市荒川町神林村朝日村と合併し、村上市となった。

地理

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山あいに位置する雷集落(2010年)

北部は山形県との県境に面しており、海側では漁村集落の中に県境が引かれている(詳細は鼠ヶ関を参照)。町の93%を森林が占めており、農地は2%ほどあるのみである[2]

町内には海岸部や河川流域などに48の集落がある[2]。大川河口部(JR府屋駅周辺)には街区が形成され、町の行政や経済活動の中心となっている[2]

  • 山:新保岳、日本国
  • 河川:大川、勝木川、葡萄川
  • 湖沼:

隣接していた自治体

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歴史

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地域は古くから山北郷、葡萄山北と呼ばれてきた[3]

行政

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経済

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寝屋漁港

産業

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  • 主な産業
土地を活かした農林漁業を基幹産業とするほか、笹川流れなどの観光産業が盛んである[2]。また、自然塩竹炭羽越しな布が生産されている[1]。林業に関連して、伝統的な焼畑による赤カブ温海かぶ)栽培も行われている[4][5]

漁業

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町内には5つの漁港があり、このうち寝屋漁港は県営である[6]

  • 中浜漁港
  • 府屋漁港
  • 寝屋漁港
  • 脇川漁港
  • 桑川漁港

教育

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  • 山北中学校
    • 山北町立大川谷小学校
    • 山北町立中継小学校
    • 山北町立小俣小学校
    • 山北町立雷小学校
    • →平成16年4月山北町立さんぽく北小学校に統合。
    • 山北町立黒川俣小学校
    • 山北町立八幡小学校
    • 山北町立寒川小学校
    • 山北町立桑川小学校
    • →平成16年4月山北町立さんぽく南小学校に統合。
  • さんぽく北小学校
  • さんぽく南小学校

→2019年(平成31年)3月、「さんぽく北小学校」と「さんぽく南小学校」が統合し、2019年4月に「さんぽく小学校」(校舎は「さんぽく南小学校」の建物を利用)として開校[7]

施設

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医療施設

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  • 山北徳洲会病院

交通

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合併前時点での公共交通としては、JR線が沿岸部を南北に走るほか、新潟交通北(→新潟交通観光バス)による生活交通確保バスが運行されていた[2]

鉄道路線

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道路

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高速道路

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日本海東北自動車道の建設計画があるが開通には至っていない。

一般国道

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県道

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名所・旧跡・観光スポット

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  • 笹川流れ(国の名勝天然記念物。遊覧船に乗り海上から遊覧できるほか、観光列車海里の車窓から楽しめる)
  • 海水浴場(中浜、碁石、寒川、今川、板貝、笹川、桑川、鳥越山)
  • 出羽街道
  • 筥堅八幡宮社叢(国の天然記念物
  • さんぽく生業の里 - 山熊田集落にある羽越しな布の体験施設。
  • 山熊田長期滞在施設(ビラ・フォレスト)
  • 勝木ゆり花温泉
    • 山北ゆり花温泉 交流の館「八幡」 - 旧校舎を改装して2001年4月にオープンした体験・宿泊施設[8]
    • ゆり花会館(日帰り温泉施設
  • 脇川大橋海洋釣堀
  • 吉祥清水

出典:[9][10]

文化

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脚注

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  1. ^ a b c d 平成14年度市町村要覧:山北町(新潟県HP) - ウェイバックマシン(2004年2月2日アーカイブ分)
  2. ^ a b c d e 町の概要(山北町HP) - ウェイバックマシン(2007年10月11日アーカイブ分)
  3. ^ 金夆洙、宮崎清「村上市小俣集落における家印の意匠 : 家印・屋号の活用を通した地域振興」『デザイン学研究』第57巻第5号、2011年、71-80頁、doi:10.11247/jssdj.57.71_1 
  4. ^ 灰の文化 焼畑”. 山北町商工会. 2021年2月14日閲覧。
  5. ^ 有木純善「新潟県山北町における焼畑林業の存立条件 : 社会経済的側面より」『信州大学農学部演習林報告』第23号、信州大学農学部附属演習林、1986年10月、119-132頁、ISSN 05598613NAID 40001907698 
  6. ^ 新潟の漁港・漁村の歴史(新潟県農林水産部漁港課) - ウェイバックマシン(2019年4月21日アーカイブ分)
  7. ^ 市報むらかみ vol.131 2019年2月1日号 pp.4-5 【特集】今年4月に学校統合が行われます”. 村上市. 2019年9月28日閲覧。
  8. ^ 山北ゆり花温泉・交流の館「八幡」”. 村上市. 2021年8月15日閲覧。
  9. ^ 山北みどころマップ(山北町HP) - ウェイバックマシン(2007年10月16日アーカイブ分)
  10. ^ 山北の文化財(山北町HP) - ウェイバックマシン(2007年10月7日アーカイブ分)

関連項目

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外部リンク

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行政
観光