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吉野光樹

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
吉野 光樹
横浜DeNAベイスターズ #24
2024年7月20日ウインク球場
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 熊本県菊池郡菊陽町
生年月日 (1998-07-19) 1998年7月19日(26歳)
身長
体重
176 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2022年 ドラフト2位
初出場 2024年7月13日
年俸 1400万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

吉野 光樹(よしの てるき、1998年7月19日 - )は、熊本県菊池郡菊陽町出身のプロ野球選手投手)。右投右打。横浜DeNAベイスターズ所属。

経歴

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プロ入り前

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菊陽町立菊陽中部小学校3年生の時にKCブルースターズで野球を始め、九州学院中学校では軟式野球部に所属していた[2]

中高一貫のため、九州学院高等学校に内部進学し、2年時にチームは第87回選抜高等学校野球大会第97回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、自身はベンチ外だった[2]。その後は控え投手としてベンチ入りしたが、3年夏は熊本県大会決勝で九鬼隆平田浦文丸らを擁する秀岳館に敗れた[3]。1学年年上には伊勢大夢、1学年下には村上宗隆がおり、在学当時は捕手であった村上とはバッテリーを組んでいた[2]

上武大学に進学し、2年秋からエースとして活躍したが、4年時は怪我に苦しみ、プロ志望届の提出を見送った[2][4]

大学卒業後はトヨタ自動車に入社。同社のテクニカルアドバイザーの吉見一起の指導の下で技術や考え方を磨く[4]。2年目の2022年には第93回都市対抗野球大会予選西濃運輸戦で自己最速を更新する150km/hを記録し、本選の日本製鉄かずさマジック戦でも4回無失点と好投した[2]。その後、同年10月20日に行われたドラフト会議にて、横浜DeNAベイスターズから2位指名を受けた[4]。11月22日、愛知県豊田市のホテルで交渉し、契約金6400万円、年俸1200万円で入団した(金額は推定)[5]。背番号は24[5]。ベイスターズには伊勢が先に在籍しており高校時代以来再びチームメイトとなることになった。担当スカウトは中川大志[6]

横浜DeNA時代

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2023年は、春季キャンプを一軍で迎えるも[7]開幕は二軍スタートとなり、5月には腰を疲労骨折する[8]。シーズン中はそのままリハビリ組に合流し、一度も一軍へ昇格することはなく[9]、二軍でも4試合の登板で防御率11.91に終わった。11月3日に現状維持の推定年俸1200万円で契約を更改した[10]

2024年も引き続き、春季キャンプからリハビリ組でのスタートとなったが、3月19日のイースタン・リーグ東北楽天ゴールデンイーグルス戦で復帰登板を果たし、2回無失点に抑えた[11]。7月13日の読売ジャイアンツ戦(東京ドーム)でプロ初登板・初先発し、5回4安打2失点で敗戦投手となった[12]。同月18日、チーム事情で出場辞退した石田裕太郎に代わってフレッシュオールスターゲームに補充された[13]。8月23日、東京ヤクルトスワローズ戦(神宮)に先発登板し、5回5安打2失点でプロ初勝利を挙げた[14]。翌日に登録抹消されて[15]二軍調整していたが、9月8日の巨人戦の先発登板が見込まれていた大貫晋一が2日前に故障したことに受けて、吉野が同日の試合に緊急で先発登板することとなった[16]。初黒星を喫した巨人相手に自己最長の6回を投げて無失点の投球を見せ、2勝目を挙げた[17]。9月30日の阪神タイガース戦(甲子園球場)では、6回94球でマウンドを降りたが、無安打無失点の好投で3勝目を挙げた[18]

選手としての特徴

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ノーワインドアップから最速150km/hのストレートカットボールカーブフォークボールを投げ[2]、中でも2種類のフォークを武器とする[19]

人物

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2024年1月1日に高校の同級生である一般女性と入籍した[20]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2024 DeNA 7 7 0 0 0 3 2 0 0 .600 137 31.1 34 5 11 0 1 29 1 0 15 15 4.31 1.44
通算:1年 7 7 0 0 0 3 2 0 0 .600 137 31.1 34 5 11 0 1 29 1 0 15 15 4.31 1.44
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手












2024 DeNA 7 1 4 0 0 1.000
通算 7 1 4 0 0 1.000
  • 2024年度シーズン終了時

記録

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初記録
投手記録
打撃記録

背番号

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  • 24(2023年 - )

脚注

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  1. ^ DeNA - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年12月6日閲覧
  2. ^ a b c d e f トヨタで目覚めたエース・吉野光樹 後輩・村神様と同じ舞台へ【10・20ドラフトを待つ・社会人編】」『中日スポーツ・東京中日スポーツ』2022年10月19日。2022年10月22日閲覧
  3. ^ 【熊本】秀岳館、春夏連続夢舞台へ「熊本を元気にしたい」」『スポニチ Sponichi Annex』2016年7月27日。2022年10月22日閲覧
  4. ^ a b c 【ドラフト】トヨタ自動車・吉野光樹がDeNAから2位指名、1年後輩の村上宗隆との対戦熱望」『日刊スポーツ』2022年10月20日。2022年10月22日閲覧
  5. ^ a b 【DeNA】ドラフト2位吉野光樹が仮契約 ハマのエース遠藤一彦氏の背番号24に決定「自分もそういうふうになれたら」」『スポーツ報知』2022年11月22日。2022年11月22日閲覧
  6. ^ 【DeNA】ドラ2吉野光樹、高校後輩ヤクルト村上から宣戦布告「対戦したときはよろしくと」」『日刊スポーツ』2022年10月22日。2024年7月13日閲覧
  7. ^ DeNAが春季キャンプメンバーを発表!ドラ1・松尾は宜野湾キャンプスタート | ショウアップナイター」『BASEBALL KING』2023年1月24日。2024年2月2日閲覧
  8. ^ DeNA、2年目の吉野 即戦力期待も疲労骨折 球速落ちた解決策は」『カナロコ』2024年6月11日。2024年6月14日閲覧
  9. ^ DeNA22年ドラ2・吉野 先発登板へ!19日からのイースタンL楽天3連戦で復帰の可能性浮上」『スポニチアネックス』2024年3月19日。2024年3月24日閲覧
  10. ^ DeNA2年目三浦は130万円ダウン 新人の吉野、橋本は現状維持 契約更改」『カナロコ by 神奈川新聞』2023年11月3日。2024年2月2日閲覧
  11. ^ DeNA復帰先発の吉野がイースタン・リーグで好投!同じ復帰戦知野も初回に二塁打!」『スポニチアネックス』2024年3月19日。2024年3月24日閲覧
  12. ^ a b 【DeNA】プロ初登板初先発吉野光樹5回2失点「良くはなかったですけど、よく投げたな」三浦監督」『日刊スポーツ』2024年7月13日。2024年7月14日閲覧
  13. ^ 出場者 | プロ野球フレッシュオールスターゲーム2024」『NPB.jp 日本野球機構』。2024年7月19日閲覧
  14. ^ a b DeNA・吉野光樹、待望のプロ初勝利 昨季ドラフト2位 2度の腰疲労骨折乗り越え」『サンスポ』2024年8月23日。2024年8月23日閲覧
  15. ^ 【DeNA】森唯斗を1軍登録 前日プロ初勝利の吉野光樹を抹消」『日テレNEWS NNN』2024年8月24日。2024年9月9日閲覧。
  16. ^ 【DeNA】緊急先発の吉野光樹が6回6安打無失点と好投…背中の違和感の大貫晋一の代役」『スポーツ報知』2024年9月8日。2024年9月9日閲覧。
  17. ^ 小早川宗一郎「【DeNA】大の甘党・吉野光樹“スイーツ断ち”2勝目「シーズン終わって」パンケーキお気に入り」『日刊スポーツ』2024年9月8日。2024年9月9日閲覧。
  18. ^ 小早川宗一郎「[【DeNA】吉野光樹が6回ノーヒットピッチングを継続したまま降板 指揮官のアドバイス自信に 【DeNA】大の甘党・吉野光樹“スイーツ断ち”2勝目「シーズン終わって」パンケーキお気に入り]」『日刊スポーツ』2024年9月8日。2024年9月9日閲覧。
  19. ^ DeNAドラ2吉野 伊勢先輩と“村神様封じ”だ「ムネにも負けないように」」『スポニチ Sponichi Annex』2022年10月23日。2022年11月3日閲覧
  20. ^ DeNA・吉野が元日婚 プロ初勝利と2024年に「二重の喜び」ゲット!」『スポーツニッポン』2024年8月24日。2024年8月24日閲覧

関連項目

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外部リンク

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