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南阿蘇村

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みなみあそむら ウィキデータを編集
南阿蘇村
南阿蘇村旗 南阿蘇村章
南阿蘇村旗 南阿蘇村章
2005年2月13日制定
日本の旗 日本
地方 九州地方
都道府県 熊本県
阿蘇郡
市町村コード 43433-7
法人番号 6000020434337 ウィキデータを編集
面積 137.32km2
(境界未定部分あり)
総人口 9,505[編集]
推計人口、2024年11月1日)
人口密度 69.2人/km2
隣接自治体 阿蘇市阿蘇郡高森町西原村上益城郡山都町菊池郡大津町
村の木 南郷桧【ナンゴウヒ】
村の花 馬酔木【アセビ】
他のシンボル 村民の蝶: オオルリシジミ
村の鳥: ホオジロ
南阿蘇村役場
村長 吉良清一
所在地 869-1404
熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽1705-1
北緯32度50分42秒 東経131度01分04秒 / 北緯32.84508度 東経131.01775度 / 32.84508; 131.01775座標: 北緯32度50分42秒 東経131度01分04秒 / 北緯32.84508度 東経131.01775度 / 32.84508; 131.01775
外部リンク 公式ウェブサイト

南阿蘇村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町 / ― 村

地図
村庁舎位置
ウィキプロジェクト
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南阿蘇村久石、主要地方道熊本高森線から見た阿蘇山
高森峠(高森町)から見た南郷谷
テレビ・FMラジオ局の南阿蘇中継局が置かれている夜峰山

南阿蘇村(みなみあそむら)は、熊本県の北東部、阿蘇山阿蘇カルデラの南部の南阿蘇地域(南郷谷)に位置する。村としては、沖縄県を除いた西日本で最多の人口を有する。村内には白川水源竹崎水源などの南阿蘇村湧水群があり、名水の里として知られる。

地理

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南阿蘇村は阿蘇カルデラの南部の「南郷谷」と呼ばれる地に位置する[1]。中央を東から西へと流れる白川の両側には住宅地、商業地、耕地の大部分が広がり、展望性のある田園風景となっている。標高600 m以上はその大部分を山林、原野で占めており、北は阿蘇山上、草千里、火口原を結ぶ線上で区切られている。西の立野火口瀬近くが阿蘇外輪山の切れ目でカルデラの入口となっており、ここで白川が阿蘇谷を北から流れてくる黒川と合流し、熊本平野へと下っていく。南は南外輪山分水嶺の北の傾斜地で西部俵山一帯の高原地域までおよび、低地は東の水源地域から西へと約300 mの標高差がある。

2008年、南阿蘇村の湧水10カ所が、南阿蘇村湧水群として「平成の名水百選」に選定されている[2]。南阿蘇村湧水群には、竹崎水源吉田城御献上汲場(ごけんじょうくみば)、明神池名水公園白川水源妙見神社の池(妙見ケ池)、小池水源川地後水源池の川水源湧沢津水源寺坂水源塩井社水源が含まれる[2]。別に「くまもと名水百選」というのもあり、塩井社水源などは、その選に漏れている[3]

  • 山:阿蘇山
  • 河川:白川

隣接する市町村

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地名

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  • 一関
  • 河陰
  • 河陽
  • 下野
  • 白川
  • 立野
  • 中松
  • 長野
  • 久石
  • 吉田
  • 両併

歴史

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合併・発足の経緯

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2002年10月10日に上述の長陽村・白水村・久木野村3村で任意協議会の「南阿蘇3村合併推進協議会」を設立し、2003年4月1日に法定協議会の「南阿蘇3村合併協議会」を設立した。2004年6月11日に3村の合併協定を調印。同年7月2日に合併申請書を熊本県知事に提出し、2005年2月13日に合併した。

平成の大合併で「村」の新設は、この南阿蘇村が初めて(後に福岡県朝倉郡東峰村長野県東筑摩郡筑北村が続く)。総人口は隣接する高森町(約7,000人、平成17年国勢調査)よりも5,000人ほど多い。「村」を選択した理由は、自然の中にあるというイメージを大切にするためである[4]

年表

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行政

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  • 村長:吉良清一
  • 2017年3月31日まで村役場は分庁方式としていた[7]。2017年4月3日に村役場新庁舎が開庁し、三庁舎で行っていた業務を新庁舎に統合した[7]。統合前の各庁舎の所在地は以下の通り。
    • 久木野庁舎(条例上の役場所在地):熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰145番地3
    • 長陽庁舎:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽3574番地
    • 白水庁舎:熊本県阿蘇郡南阿蘇村吉田1495番地

地域

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人口

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南阿蘇村と全国の年齢別人口分布(2005年) 南阿蘇村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 南阿蘇村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
南阿蘇村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 13,087人
1975年(昭和50年) 12,797人
1980年(昭和55年) 13,010人
1985年(昭和60年) 13,285人
1990年(平成2年) 12,643人
1995年(平成7年) 12,864人
2000年(平成12年) 12,436人
2005年(平成17年) 12,254人
2010年(平成22年) 11,972人
2015年(平成27年) 11,503人
2020年(令和2年) 9,836人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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村内に公立の高校はない。村内の学生は高森町の高森高校、阿蘇市の阿蘇中央高校、大津町の大津高校や熊本市内の高校に進学する。

両併小学校

交通

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鉄道

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九州旅客鉄道(JR九州)
南阿蘇鉄道

バス

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路線バス

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以前は 産交バスが大津町(大津駅)を起点に南阿蘇村を経由して高森町とを結ぶ路線バスを運行していたが、沿線過疎化ならびにマイカー普及の影響による乗客不振を理由に2009年(平成21年)9月末日を以って全線廃止され、現在路線バスの運行はない。代替として、翌日よりコミュニティバスゆるっとバス)を村が運営する事となり、運行を産交バスに委託している。また、並行して同区間(立野駅 - 高森町)を結ぶ快速バス「南郷ライナー」も1日2便運行されている。

都市間バス

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道路

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国道325号(旧・阿蘇大橋付近)
一般国道
  • 国道57号豊後街道
  • 国道325号 - 南郷谷の阿蘇山麓を横断する国道。南阿蘇鉄道に沿った区間には狭隘な箇所があったが、2002年に長陽白水バイパスが全通したことにより利便性が向上した[8]
主要地方道

放送

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地上波テレビ放送は南阿蘇中継局からの電波を受信するが、立野地区などでは親局のある金峰山送信所から受信。NHKラジオ第2放送のみ大津町からの電波を受信する。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

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旧年金福祉事業団としての「グリーンピア南阿蘇」は2003年5月をもって閉鎖。2006年7月より「ホテルグリーンピア南阿蘇」として運営を再開。

百選

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数鹿流ヶ滝(すがるが)

ゆかりのある人物

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  • 笠浩二C-C-B) - 両親の郷里であり、本人も1990年代に移住(死去した2022年まで在住した)。2016年4月に開校した南阿蘇村立南阿蘇中学校の校歌、及び愛唱歌「あしあと」(作曲)を手掛けた。
  • 阿蘇マン - 非公認ヒーロー。
  • 藤岡佑将 - 南阿蘇村出身の福岡吉本の元芸人、コンビ「空中ズボン」として活動していた。
  • 倉野尾成美 - AKB48所属メンバー(熊本県出身)。2019年7月より南阿蘇村観光PR大使を務める[11][12]
  • 橋本博行 - 脚本家。2016年より在住。
  • 岡本将之 - 南阿蘇村育ちのプロレスラー。元大相撲力士「霧の若太郎」。

脚注

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  1. ^ 南阿蘇村”. 熊本県. 2024年9月16日閲覧。
  2. ^ a b 大健康 旅 熊本県阿蘇郡南阿蘇村湧水群 阿蘇が育んだ水の都 2010年07月14日 スポーツ報知 24頁 写有 (全2,516字)
  3. ^ 季節を歩く=白水村 水源めぐり 個性豊かな「涼」求めて <季節を歩く><水源めぐり><水> 熊本日日新聞 2001年08月13日 夕刊 編カ (全954字)
  4. ^ 市町村合併の取組事例 合併までの取組、経緯に特色のあるもの No.20”. 総務省. 2022年4月1日閲覧。
  5. ^ a b c 熊本地震の記憶教訓を繋ぐ事業”. 南阿蘇村. 2024年9月1日閲覧。
  6. ^ 日本大百科全書 (ニッポニカ)『南阿蘇』 - コトバンク
  7. ^ a b 役場新庁舎開庁のお知らせ”. 南阿蘇村 (2017年3月29日). 2017年4月3日閲覧。
  8. ^ a b 力徳祥子、田中尚人、柿本竜治 「南阿蘇地域における観光施設整備の史的分析」 土木学会西部支部研究発表会(2012.3)
  9. ^ 米塚及び草千里ヶ浜”. 国指定文化財等データベース(文化庁). 2021年6月26日閲覧。
  10. ^ 旧東海大学阿蘇キャンパス(地表地震断層、1号館建物)”. 熊本地震ミュージアム 記憶の廻廊について(熊本県). 2023年6月10日閲覧。
  11. ^ AKB48 Team8 倉野尾成美さんが南阿蘇村観光PR大使に就任』(HTML)(プレスリリース)一般社団法人 みなみあそ村観光協会、2019年7月17日https://www.minamiasokanko.jp/kyoukai/20190717naru.html2019年7月18日閲覧 
  12. ^ “AKB48倉野尾成美、南阿蘇村を「盛り上げたい」”. 時事ドットコム. 時事通信社. (2019年7月17日). https://web.archive.org/web/20190718142119/https://www.jiji.com/jc/ent?p=g190464 2019年7月18日閲覧。 

外部リンク

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