俵山トンネル
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西原村側より、2009年撮影 | |
概要 | |
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位置 |
熊本県阿蘇郡 西原村 / 南阿蘇村 |
座標 | 北緯32度51分39.8秒 東経130度58分36.3秒 / 北緯32.861056度 東経130.976750度 |
所属路線名 | 熊本県道28号熊本高森線 |
起点 | 熊本県阿蘇郡西原村 |
終点 | 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 |
運用 | |
開通 | 2003年10月10日 |
通行対象 | 全車両 |
通行料金 | 無料 |
技術情報 | |
全長 | 2,057m |
道路車線数 | 上下各1車線 |
俵山トンネル(たわらやまトンネル)は、熊本県道28号熊本高森線俵山バイパスの道路トンネルである。熊本県阿蘇郡西原村と同南阿蘇村(開通当時は久木野村)の境に位置する。
歴史
[編集]1993年から熊本県により整備が進められ[1]、本トンネルと全長757mの南阿蘇トンネル、4本の橋梁を含む約6kmの区間が2003年10月10日に開通した。本トンネルは全長2,057mで、上下各1車線。上下線の入口手前に電光式警報表示板、トンネル内に45台の押しボタン式通報装置、24台の非常電話機などが設置されている[2]。
2016年4月14日より発生した熊本地震では、覆工コンクリートが崩落する被害を受けた[3]。
国土交通省九州地方整備局は2016年6月29日から本トンネルの補修工事に着手すると発表[4]、同年12月24日、同トンネルを含む県道約10kmの仮復旧工事が終わり、地震による通行止めからおよそ8か月ぶりに復旧した[5][6]。
整備効果
[編集]俵山峠の旧道は道幅が狭く急カーブが連続し、冬季には路面凍結が生じる難所であった。本道の開通により3kmほど短縮され、熊本市街・熊本空港方面と南阿蘇村・高森町方面を結ぶ主要な観光ルートとして、一日当たり平日5100台、休日8800台の交通量が想定された[2]。
脚注
[編集]- ^ 俵山バイパス、俵山トンネル(阿蘇)10月10日開通!!(熊本レジャーニュース)
- ^ a b 「俵山バイパス(俵山トンネル・南阿蘇トンネル)道路情報表示装置・トンネル非常用設備」(pdf)『電設ガイド』第133巻、東芝ライテック、2004年、10-11頁。
- ^ “「俵山トンネル崩落」、12km歩いて見た現場”. 日経コンストラクション. (2016年4月27日) 2016年4月27日閲覧。
- ^ 『俵山トンネルルート(県道熊本高森線)の復旧に向けた作業について〜俵山トンネルの補修工事に着手します〜』(PDF)(プレスリリース)国土交通省 九州地方整備局、2016年6月28日 。2016年9月27日閲覧。
- ^ “俵山トンネル含む熊本県道再開、西原と南阿蘇結ぶ”. 読売新聞. (2016年12月24日) 2016年12月24日閲覧。
- ^ 『俵山トンネルルート(県道熊本高森線)が12月24日に開通〜トンネルと旧道を活用した東西方向の通行を確保〜』(PDF)(プレスリリース)国土交通省 九州地方整備局、2016年12月13日 。2016年12月25日閲覧。
座標: 北緯32度51分39.8秒 東経130度58分36.3秒 / 北緯32.861056度 東経130.976750度