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オトバンク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社オトバンク
OTOBANK Inc.
種類 株式会社
市場情報 未上場
略称 オトバンク
本社所在地 日本の旗 日本
113-0033
東京都文京区本郷3-4-6 御茶ノ水エビヌマビル8階(受付)
本店所在地 113-0033
東京都文京区本郷3-4-6 御茶ノ水エビヌマビル8階(受付)
法人番号 2010001103501 ウィキデータを編集
事業内容 オーディオブックの販売・管理
代表者 久保田裕也上田渉
資本金 2億3125万円
純利益 ▲2億2648万円
(2022年11月期)[1]
総資産 6億0813万2000円
(2022年11月期)[1]
従業員数 23
主要株主 上田渉瀧本哲史久保田裕也
外部リンク https://www.otobank.co.jp/
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株式会社オトバンクは日本オーディオブックの製作・販売・管理を行う会社である。日本最大級のオーディオブック配信サービス『audiobook.jp』(旧サービス名称:FeBe)の運営やポッドキャストの制作などを行っている。

概要

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オトバンクは、上田渉東京大学在学中の2004年に設立。起業の背景には、緑内障で失明していた祖父の影響があり、目の不自由な人もそうでない人も当たり前のように読書が楽しめる『聴く文化』を作ることを目的にオーディオブックサービスを立ち上げた[2]。現在同社は日本最大級のオーディオブック配信サービス『audiobook.jp[3]や書籍を音声やニュースで紹介する『新刊JP』の運営を行っている。瀧本哲史がいわゆるエンジェル投資家として設立当初から投資を行っていたことで知られる。

日経ビジネスに日本を元気にする100社に選ばれた。

社名の由来

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音声コンテンツを中心に扱っていることから、『音の銀行』に由来する。

沿革

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  • 2004年 上田渉が設立
  • 2006年 書籍紹介サービス「新刊JP」を開設
  • 2007年 オーディオブック配信サービス「FeBe」を開設
  • 2009年 日本経済新聞と提携し「聴く日経」の提供を開始
  • 2010年 読書エンターテイメントアプリケーション「朗読少女」をリリース
  • 2010年 飛行機への音源提供を開始
  • 2011年 高速バスへの音源提供を開始
  • 2011年 読書エンターテイメントアプリケーション第2弾として「朗読執事」をリリース
  • 2012年 トーハンと連携し、サービス上での書籍販売を開始
  • 2012年 コミック・ライトノベルの総合情報サイト「ラノコミどっとこむ」を開設
  • 2012年 「朗読少女」のダウンロード数100万件を突破
  • 2013年 KDDI「auスマートパス」にて、オーディオブックアプリの提供を開始
  • 2013年 複合型書店ワンダーコーポレーションと連携し、書店でのオーディオブック展開を開始
  • 2014年 オーディオブックの会員数が10万名を突破
  • 2014年 クラリオン社のカーナビとの連携を開始
  • 2014年 視覚障害者専用ラジオ放送JBS日本福祉放送への音源提供を開始
  • 2014年 公共図書館向けのオーディオブック貸し出し事業開始を発表
  • 2018年 「FeBe」が「audiobook.jp」に名称変更
  • 2018年 無学年制算数学習タブレットRISU 算数を提供するRISU Japan株式会社と、 子育て世代のスキマ時間活用支援を目指し事業提携[4]
  • 2021年 「audiobook.jp」がオーディオブック書籍ラインナップ数で日本1位を獲得[3]
  • 2022年 「audiobook.jp」の会員数が250万人を突破[5]

脚注

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  1. ^ a b 株式会社オトバンク 第18期決算公告
  2. ^ オトバンク、「聴く本」市場の門戸開く”. 日本経済新聞 (2017年3月24日). 2022年11月7日閲覧。
  3. ^ a b 紙・電子書籍につづく第三の書籍 オーディオブック、書籍ラインナップ数で「audiobook.jp」が日本1位に。”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年11月7日閲覧。
  4. ^ 株式会社オトバンクと、 子育て世代のスキマ時間活用支援を目指し事業提携”. RISU Japan(リスジャパン)株式会社. 2023年3月13日閲覧。
  5. ^ 5年で13倍!「audiobook․jp」の会員数が250万人を突破”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年11月7日閲覧。

参考文献

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関連項目

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外部リンク

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