コンテンツにスキップ

エプコット (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社エプコット
EPCOTT CO.,LTD.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
150-0002[1]
東京都渋谷区渋谷4-5-6
トキワビル2F[1]
設立 1985年 (昭和60年) 12月11日[1]
法人番号 1011001004153 ウィキデータを編集
事業内容 1. DVD制作・販売部門

映画・ドキュメント・TVシリーズを中心とする、輸入映像版権のDVD化及び販売

2. 映画部門(アルシネテラン・ディヴィジョン)
  • 外国映画の輸入
  • 配給
  • 各権利の販売
  • 他社作品宣伝[1]
代表者 破産管財人 三村藤明[2]
資本金 4,500万円[1]
売上高 22億4800万円
(2014年6月期)[3]
従業員数 22名[1]
特記事項:2015年3月2日に破産手続開始決定[2]。2016年2月16日に法人格消滅。
テンプレートを表示

株式会社エプコット: EPCOTT CO.,LTD.)は、かつて存在した日本の企業。

概要

[編集]

DVDの制作と販売に加え、同社の映画部門アルシネテラン (Alciné Térran) を通し、外国映画の配給と宣伝も行っていた[3]

バグダッド・カフェ』の日本配給権利の買い付けは、代表の堀江。

2004年頃からの韓流ブームに乗り、韓国ドラマのDVDを多数発売し、順調に業績を伸ばした。2009年6月期には26億3900万円の売上高を[3]2010年6月期に26億5400万円の売上高を記録した[4]

しかし、大手企業の参入により韓国ドラマの買い付け額が約5倍程度に高騰したことに加え、2012年の日韓関係悪化と同時期に発生した韓流ブームの衰退を受け、2013年より赤字に転落し[5]2014年6月期の売上高は約22億4800万円に留まった[3]。業績回復のために、2013年にゲーム制作事業に参入したが、失敗に終わり、逆に資金繰りの苦戦を強いられた[4]

さらに2015年、過去の不適切な会計処理が発覚し、事実上の債務超過に転落した[4]。同年3月2日、関連会社の株式会社パピルス(同社の外注を受け、DVDの制作を行っていた)と共に、東京地方裁判所破産手続きの開始決定を受けた。負債総額はエプコットが約20億円、パピルスが約1億2000万円[2][6]。そして2016年2月16日に法人格が消滅した。

主な配給映画

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f エプコット. “会社概要”. エプコット. 2015年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月25日閲覧。
  2. ^ a b c ジェイシーネット (2015年3月11日). “追報:(株)エプコット(株)パピルス/破産手続き開始決定”. ジェイシーネット. 2019年11月25日閲覧。
  3. ^ a b c d 映画.com速報 (2015年3月6日). “映画配給会社エプコットが破産、負債約21億円”. 映画.com. 2019年11月25日閲覧。
  4. ^ a b c 日刊工業新聞社 (2015年5月26日). “韓流ブームの終焉くっきり。関連ビジネス相次ぎ倒産!書籍、旅行、DVD販売など”. ニュースイッチ. 日刊工業新聞社. 2019年11月25日閲覧。
  5. ^ webDICE編集部 (2015年3月3日). “株式会社エプコット(アルシネテラン)破産手続へ”. webDICE. 2019年11月25日閲覧。
  6. ^ 東京商工リサーチ (2015年3月3日). “(株)エプコットほか1社”. 東京商工リサーチ. 2019年11月25日閲覧。

外部リンク

[編集]