エプコット (企業)
表示
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒150-0002[1] 東京都渋谷区渋谷4-5-6 トキワビル2F[1] |
設立 | 1985年 (昭和60年) 12月11日[1] |
法人番号 | 1011001004153 |
事業内容 |
1. DVD制作・販売部門 映画・ドキュメント・TVシリーズを中心とする、輸入映像版権のDVD化及び販売
|
代表者 | 破産管財人 三村藤明[2] |
資本金 | 4,500万円[1] |
売上高 |
22億4800万円 (2014年6月期)[3] |
従業員数 | 22名[1] |
特記事項:2015年3月2日に破産手続開始決定[2]。2016年2月16日に法人格消滅。 |
株式会社エプコット(英: EPCOTT CO.,LTD.)は、かつて存在した日本の企業。
概要
[編集]DVDの制作と販売に加え、同社の映画部門アルシネテラン (Alciné Térran) を通し、外国映画の配給と宣伝も行っていた[3]。
『バグダッド・カフェ』の日本配給権利の買い付けは、代表の堀江。
2004年頃からの韓流ブームに乗り、韓国ドラマのDVDを多数発売し、順調に業績を伸ばした。2009年6月期には26億3900万円の売上高を[3]、2010年6月期に26億5400万円の売上高を記録した[4]。
しかし、大手企業の参入により韓国ドラマの買い付け額が約5倍程度に高騰したことに加え、2012年の日韓関係悪化と同時期に発生した韓流ブームの衰退を受け、2013年より赤字に転落し[5]、2014年6月期の売上高は約22億4800万円に留まった[3]。業績回復のために、2013年にゲーム制作事業に参入したが、失敗に終わり、逆に資金繰りの苦戦を強いられた[4]。
さらに2015年、過去の不適切な会計処理が発覚し、事実上の債務超過に転落した[4]。同年3月2日、関連会社の株式会社パピルス(同社の外注を受け、DVDの制作を行っていた)と共に、東京地方裁判所に破産手続きの開始決定を受けた。負債総額はエプコットが約20億円、パピルスが約1億2000万円[2][6]。そして2016年2月16日に法人格が消滅した。
主な配給映画
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- エルム街の悪夢 A Nightmare on Elm Street (1984)
- 天使の接吻 L' Autre Nuit The Other Night (1988)
- 変身する女 La Travestie (1988)
- 夜顔 Belle toujours (2006)
- コロンブス 永遠の海 Cristovao Colombo O ENnigma (2007)
- マルタのやさしい刺繍 Late Bloomers (2008)
- PARIS PARIS (2008)
- セラフィーヌの庭 Seraphine (2008)
- ボローニャの夕暮れ Il papa di Giovanna (2008)
- 我が至上の愛〜アストレとセラドン〜 Les Amours d'Astrée et de Céladon (2009)
- ヤコブへの手紙 Postia Pappi Jaakobille (2009)
- Ricky リッキー Ricky (2009)
- 蜂蜜 Bal (2010)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f エプコット. “会社概要”. エプコット. 2015年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年11月25日閲覧。
- ^ a b c ジェイシーネット (2015年3月11日). “追報:(株)エプコット(株)パピルス/破産手続き開始決定”. ジェイシーネット. 2019年11月25日閲覧。
- ^ a b c d 映画.com速報 (2015年3月6日). “映画配給会社エプコットが破産、負債約21億円”. 映画.com. 2019年11月25日閲覧。
- ^ a b c 日刊工業新聞社 (2015年5月26日). “韓流ブームの終焉くっきり。関連ビジネス相次ぎ倒産!書籍、旅行、DVD販売など”. ニュースイッチ. 日刊工業新聞社. 2019年11月25日閲覧。
- ^ webDICE編集部 (2015年3月3日). “株式会社エプコット(アルシネテラン)破産手続へ”. webDICE. 2019年11月25日閲覧。
- ^ 東京商工リサーチ (2015年3月3日). “(株)エプコットほか1社”. 東京商工リサーチ. 2019年11月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- 株式会社エプコット - ウェイバックマシン(2015年5月11日アーカイブ分)
- アルシネテラン公式サイト
- Alcine Terran [jp] - IMDb