the cabs
the cabs(ザ キャブス)は、日本のロックバンド。2006年に結成。2013年に解散、2025年1月に再結成した[4]。
the cabs | |
---|---|
基本情報 | |
別名 | |
出身地 | 日本・埼玉県 |
ジャンル | |
活動期間 | |
レーベル |
|
事務所 | パーフェクトミュージック[3] |
公式サイト | the cabs official website |
メンバー | |
旧メンバー | 梶間久未[2](ボーカル) |
概要
編集2006年結成の首藤義勝、高橋國光、中村一太からなる3ピースバンド。バンド名の由来はDeath Cab for Cutie[5]。2011年4月、1stミニアルバム『一番はじめの出来事』で残響レコードからインディーズデビュー[6]。
音楽ジャンルは、ポストロック、ポストグランジ、ポストハードコア、オルタナティブロックなどが当てはまり、曲調はとても幅広い。共通した特徴として変拍子をふんだんに取り入れたバンドアンサンブルが挙げられ、楽曲のスピード感や楽曲の深度の増加に繋がっている[7]。
曲の作り方について、首藤は2013年のインタビューで「高橋くんがギターのフレーズを持って来て、リズムを何となく合わせていって、セッション的なやり方で演奏を完成させてから僕がメロディをつけます。そのメロディに高橋くんが歌詞をつけるんです。」と語っている[8]。
メンバー
編集現メンバー
編集- ボーカル・ベース担当[6][注 2]。ボーカルのメロディラインを手掛ける。2007年からKEYTALKのメンバーとしても活動していた[6][注 3]。2023年から「千也茶丸」名義でソロプロジェクト活動も行う[10]。
- ギター・ボーカル(シャウト)担当[6]。大半の楽曲の作詞や楽曲の原型となるギターフレーズを手掛ける。2015年から「österreich」名義でソロプロジェクト活動を行う[11]。
- 中村一太
- ドラム担当[6]。手数の多いドラミングが特徴である。そのため「爆撃機」と称されることもある[12]。2014年からplentyのメンバーとしても活動していた[13][注 4]。現在はベルリンに活動拠点を移している。
旧メンバー
編集来歴
編集2006年、バンドを結成。
2011年4月、1stミニアルバム『一番はじめの出来事』を残響レコードから発売し、インディーズデビュー[6]。
2011年12月、2ndミニアルバム『回帰する呼吸』を発売[16]。
2013年1月、1stフルアルバム『再生の風景』を発売[17]。
2013年2月上旬より高橋が失踪。その後連絡は取れたが音楽活動をできる状態になく、話し合いの結果同年をもってバンドを解散することとなった[18]。
2025年1月9日、公式Xアカウントが開設され、再結成および活動再開が発表された。併せて、ライブツアー「the cabs tour 2025 "再生の風景”」の開催が告知された[4][19]。
ディスコグラフィ
編集リリースリスト | ||
---|---|---|
↙スタジオ・アルバム | 1 | |
↙コンピレーション・アルバム | 2 | |
↙EP | 2 | |
↙ミュージック・ビデオ | 3 | |
↙デモ作品 | 10 | |
↙未発表曲 | 6 |
アルバム
編集ミニアルバム
編集発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | オリコン最高位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | 2011年 | 4月13日一番はじめの出来事 | CD | ZNR-105 | 全5曲
|
136位 |
2025年 | 7月18日LP | PMLP-001 | ||||
2nd | 2011年12月14日 | 回帰する呼吸 | CD | ZNR-116 | 全6曲
|
98位 |
2025年 | 7月18日LP | PMLP-002 |
フルアルバム
編集発売日 | タイトル | 規格 | 規格品番 | 収録曲 | オリコン最高位 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1st | 2013年 | 1月23日再生の風景 | CD | ZNR-127 | 全10曲
タワーレコード限定特典CD
|
43位 |
2025年 | 7月18日LP | PMLP-003 |
デモ作品
編集発表時期 | タイトル | 収録曲 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
1st | pop fading / march#30 | 全2曲
|
||
2nd | 42 | 全1曲
|
||
3rd | path | 全1曲
|
||
4th | 2007年8月[20] | story | 全1曲
|
|
5th | 2006年10月16日 | 2songs Demo | 全2曲
|
|
6th | 2009年8月[21][22] | いたいのいたいのとんでけ / タッチ | 全2曲
|
|
7th | スプーンの持ち方を笑う | 全1曲
|
||
8th | 3rd demo | 全3曲
|
||
9th | 二月の兵隊 | 全1曲
|
||
10th | 2009年10月 | 9日kdyla EP. | 全3曲
|
CABS-002 |
未発表曲
編集参加作品
編集発売日 | タイトル | 規格品番 | 収録曲 |
---|---|---|---|
2010年8月4日 | 残響record compilation Vol.2 | ZNR-096 | カッコーの巣の上で |
2012年8月29日 | 残響record compilation Vol.3 | ZNR-124 | 九月は讚美歌による |
ミュージック・ビデオ
編集監督 | 曲名 |
高橋國光 | 「anschluss」「キェルツェの螺旋」「二月の兵隊」 |
主なライブ
編集ワンマンライブ・主催イベント
編集公演年 | タイトル | 日程・会場 |
---|---|---|
2011年 | the cabs 1st mini album「一番はじめの出来事」release tour ‟地図”[25] | 8会場8公演
|
the cabs presents. “quiz:1”[26] | 1会場1公演
| |
2012年 | the cabs 2nd mini album release tour「rasen no hotori」[27] | 13会場13公演
|
the cabs presents. "quiz:2"[28] | ||
the cabs presents. "quiz:3"[28] | 1会場1公演
| |
2013年 | the cabs 1st full album「再生の風景」インストアライブ[29] | 1会場1公演
|
8会場8公演
| ||
1会場1公演 5月17日 東京 下北沢GARDEN | ||
2025年 | the cabs tour 2025 "再生の風景”[31][32] | 8会場8公演
|
出演イベント
編集- 2010年9月4日・5日・23日 - 残響sound tour 2010 at 池下CLUB UPSET、梅田Shangri-La、新宿LOFT
- 2011年5月5日 - 心響(HIBIKI) ROCK FES. 2011 at 新木場STUDIO COAST
- 2011年9月17日・19日・24日 - 残響祭 7th Anniversary at 名古屋CLUB QUATTRO、心斎橋CLUB QUATTRO、Shibuya O-EAST & duo MUSIC EXCHANGE
- 2011年10月14日 - MINAMI WHEEL 2011 at AtlantiQs
- 2011年12月30日 - ERA presents **年末 SEVEN DAYS 2011-2012!6** at 下北沢ERA
- 2012年1月28日 - 夢チカLIVE VOL.75 at 札幌KRAPS HALL
- 2012年4月14日 - FLYING POSTMAN PRESS LIVE at 札幌Sound Lab mole
- 2012年4月23日 - タワレコメン VS La.mamaメン at 渋谷La.mama
- 2012年6月2日 - SAKAE SP-RING 2012 at HOLIDAY SHINJUKU
- 2012年8月8日 - 888円で、ワチャれ! at 新宿LOFT
- 2012年9月1日・2日・16日 - 残響祭 8th ANNIVERSARY at いわき club SONIC、仙台CLUB JUNK BOX、Shibuya O-EAST & DUO MUSIC EXCHANGE
- 2012年10月5日 - VINTAGE LEAGUE TOUR 2012 "small change" at HEAVEN'S ROCK 宇都宮 VJ-2
- 2012年10月13日 - MINAMI WHEEL 2012 at Music Club JANUS
- 2012年10月19日・20日 - TWILIGHT RECORDS TOUR 2012 at アメリカ村DROP、池下CLUB UPSET
- 2012年12月1日 - CLUB ROCK'N'ROLL 20th ANNIVERSARY!!! 『mudy on the 昨晩の「歳末!都市圏パトロールツアー」キャベツ千切り地獄変!』 at 新栄CLUB ROCK'N ROLL
- 2012年12月28日 - COUNTDOWN JAPAN 12/13 at 幕張メッセ
- 2012年12月31日 - LIVE DI:GA JUDGEMENT 2012 at SHIBUYA O-WEST
- 2013年1月19日 - indigo la End presents エノンの恋人~番外編~ at 下北沢ERA
- 2013年2月16日 - スクイズメンnew single『アリス』 release party at 渋谷RUSH[注 5]
脚注
編集注釈
編集- ^ 以前の公式サイトでは2005年結成とされていた[2]。
- ^ 梶間がボーカルを担当していた時期はベースのみ担当[2] 。
- ^ 2024年7月、首藤がKEYTALKからの脱退を表明。同年8月にバンド活動休止となった[9]。
- ^ 2017年9月バンド解散[14]。
- ^ バンド解散前ラストライブ。メンバーの高橋が2月頭から失踪したことにより、首藤、中村の2名によるアコースティックセットでの演奏となった。
出典
編集- ^ http://blog.livedoor.jp/only_if_you_call_me/archives/2007-02.html
- ^ a b c d e https://web.archive.org/web/20080915043631/http://pksp.jp:80/lsmx/?&o=1
- ^ “the cabs マネージメント所属のお知らせ”. パーフェクトミュージック. 2025年1月9日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “the cabsが再結成、8月よりツアー「再生の風景」開催”. 音楽ナタリー. 2025年1月9日閲覧。
- ^ https://twitter.com/itta1120/status/1766775944700649796
- ^ a b c d e f “残響レコード注目新人the cabs、1stミニアルバム発売”. ナタリー (2011年2月16日). 2021年4月25日閲覧。
- ^ 伊藤亜希 (2025年1月21日). “the cabs、12年ぶりの活動再開でバイラルチャートイン 現在も支持されるスリリングなアンサンブル”. Real Sound. 2025年1月24日閲覧。
- ^ “the cabs | REAL MUSIC NAKED 〜札幌発信の音楽情報WEBマガジン〜”. 2025年1月27日閲覧。
- ^ “KEYTALK、活動を一時休止”. 音楽ナタリー. ナターシャ (2024年7月25日). 2024年7月25日閲覧。
- ^ “KEYTALK首藤義勝のソロ・プロジェクト“千也茶丸”、第1弾デジタル・シングル「なんとなく」配信リリース - CDJournal ニュース”. www.cdjournal.com. 2025年1月23日閲覧。
- ^ 矢島大地 (2020年8月12日). “österreich高橋國光 世界の登場人物になれない自分の、再生の音楽”. CINRA.NET. CINRA. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “人は失くしてから美しいと気づく〜the cabs解散から今思うこと〜”. Liveland (2015年9月28日). 2025年1月24日閲覧。
- ^ 三宅正一 (2014年11月28日). “plenty – 新ドラマーが加入しあらあたな一歩を踏み出した。『空から降る一億の星』のリリースを迎えた3人が語る、plentyの今とこれから。”. M-ON! MUSIC. エムオン・エンタテインメント. 2021年3月25日閲覧。
- ^ “plentyはなぜ、その歩みを止めるのか? 江沼が語る解散の真実、そしてこれから-rockinon.com|https://rockinon.com/feat/plenty_201704”. rockinon.com. 2025年1月23日閲覧。
- ^ “2008年10月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ やまだともこ (2011年12月2日). “独占インタビュー『回帰する呼吸』制作秘話を語り尽くす!”. Rooftop. 2021年4月25日閲覧。
- ^ やまだともこ (2013年1月1日). “ドラマチックに風景を彩る10曲が、“再生”のはじまりを轟かす”. Rooftop. 2021年4月25日閲覧。
- ^ “the cabsが解散を発表”. ナタリー (2013年2月27日). 2021年3月23日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabs再結成ツアー、5公演追加”. 音楽ナタリー. 2025年1月24日閲覧。
- ^ “2007年8月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ “2009年7月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ “2009年8月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ “2008年2月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ “2008年8月”. only if you call me jonathan. 2025年1月10日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabsメンバー監督PVフル公開&レコ発ツアー決定”. 音楽ナタリー. 2025年1月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabs、8カ月ぶり新作「回帰する呼吸」リリース決定”. 音楽ナタリー. 2025年1月16日閲覧。
- ^ “the cabs、来年2・3月のリリース・ツアーにWHITE ASH・オワリカラ・Wienners・Cathy lost one's apricot yesterdayなどが出演-rockinon.com|https://rockinon.com/news/detail/61154”. rockinon.com. 2025年1月16日閲覧。
- ^ a b Department, Skream! Editorial. “残響コンピ第3弾にSPANK PAGEの参加が決定”. Skream! 邦楽ロック・洋楽ロック ポータルサイト. 2025年1月23日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabsアルバムリード曲PV完成&インストアも決定”. 音楽ナタリー. 2025年1月16日閲覧。
- ^ a b Inc, Natasha. “the cabsレコ発ツアー、東京公演完売を受けGARDEN追加”. 音楽ナタリー. 2025年1月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabsが再結成、8月よりツアー「再生の風景」開催”. 音楽ナタリー. 2025年1月16日閲覧。
- ^ Inc, Natasha. “the cabs再結成ツアー、5公演追加”. 音楽ナタリー. 2025年1月23日閲覧。
外部リンク
編集- the cabs official website - 公式ウェブサイト(アーカイブ)
- the cabs (@thecabs_japan) - X(旧Twitter)
- the cabs (@thecabs_japan) - Instagram
- the cabs - TuneCore Japan