TOHOスタジオ
日本の映画制作プロダクション
TOHOスタジオ株式会社(とうほうスタジオ)は、東宝株式会社の映画制作プロダクションである。それまで東宝本体が行っていた映画の実制作部門を分社化する形で、1971年(昭和46年)11月8日に株式会社東宝映画として設立された[注釈 1][1][2]。かつては製作が東宝映画、配給が東宝という分業だったが、現在は東宝や製作委員会が企画・製作した映画のプロダクション業務を受注し、配給を東宝が担う(他社が行なう場合もある[注釈 2])。設立当初は、ゴジラなどの特撮作品のみシリーズの生みの親である田中友幸が社長を務める東宝映像が手掛けていたが、田中が社長に就任して以降は特撮作品も制作するようになった[3]。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒157-8561 東京都世田谷区成城1丁目4番1号 北緯35度38分7.5秒 東経139度36分14.5秒 / 北緯35.635417度 東経139.604028度座標: 北緯35度38分7.5秒 東経139度36分14.5秒 / 北緯35.635417度 東経139.604028度 |
本店所在地 |
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目2番2号 北緯35度40分23.0秒 東経139度45分35.8秒 / 北緯35.673056度 東経139.759944度 |
設立 | 1971年11月8日(株式会社東宝映画) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 3010001024333 |
事業内容 |
映画の制作並びにその請負 ステージ・映像機材のレンタル、スタジオの管理運営業務 不動産管理・土地建物の賃貸業務 他 |
代表者 | 代表取締役社長 島田充 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 40名 |
決算期 | 2月末日 |
主要株主 | 東宝株式会社 100% |
外部リンク | https://www.tohostudio.jp/ |
特記事項:2020年12月1日、株式会社東宝スタジオサービスを吸収合併し、TOHOスタジオ株式会社に商号変更。 |
2020年12月1日、東宝スタジオを管理運営する「株式会社東宝スタジオサービス」を吸収合併し、TOHOスタジオ株式会社に商号変更した。これによって、撮影所管理と制作プロダクションの両方を1社で行う体制になる。なお、これまで東宝映画が行っていた映画制作事業については、合併後の新体制においても「東宝映画」レーベルで継続する[4]。
2024年5月28日、映像制作会社「株式会社ドラゴンフライエンタテインメント」の全株をTOHOスタジオで取得し子会社とする[5]。
東宝映画の歴代社長
編集代数 | 期間 | 氏名 | 備考 | |
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1 | 1971年11月8日 | 1975年4月 | 藤本真澄 | 東宝専務、副社長も兼務。 |
2 | 1975年4月 | 1989年4月 | 田中友幸 | |
3 | 1989年4月 | 2004年4月 | 林芳信 | 東宝取締役、専務、副社長も兼務。 |
4 | 2004年4月 | 2010年4月14日 | 富山省吾 | |
5 | 2010年4月15日 | 2012年4月26日 | 島谷能成 | |
6 | 2012年4月27日 | 現任 | 市川南 | 東宝取締役も兼務[6]。 |
東宝映画歴代の主な役員
編集この節の加筆が望まれています。 |
TOHOスタジオ現任役員
編集- 取締役会⻑ 市川 南
- 代表取締役社長 ポストプロセンター担当 島田 充
- 常務取締役 企画制作担当 大槻 厚史
- 常務取締役 スタジオ営業担当補佐 會田 望
- 取締役 スタジオ営業担当兼プロパティ担当 大岩 剛晶
- 取締役 管理担当 多田 潤一朗
- 取締役 上田 太地
- 取締役 臼井 央
- 取締役 太田 圭昭
- 取締役 本多 太郎
- 監査役 小野田 光
主要作品
編集1971年
1972年
- 戦争を知らない子供たち
- 初めての愛
- 海軍特別年少兵(1972年)
- 恋の夏
- 愛こんにちは
- 卒業旅行 Little Adventurer(1973年)
- 放課後
- 忍ぶ糸
1973年
1974年
1975年
1976年
1977年
1978年
1979年
1980年
1981年
- 青春グラフィティ スニーカーぶる〜す
- 帰ってきた若大将
- 連合艦隊
- 駅 STATION
- ブルージーンズメモリー BLUE JEANS MEMORY
- 幸福
- グッドラックLOVE
- あゝ野麦峠(新緑篇)
- 海峡
1982年
1983年
1984年
1985年
1986年
1987年
1989年
1991年
1994年
1996年
1997年以降
- 誘拐
- 絆 -きずな-
- 模倣犯
- 阿修羅のごとく
- 世界の中心で、愛をさけぶ
- いま、会いにゆきます
- タッチ
- 春の雪
- ラフ ROUGH
- 愛の流刑地
- 眉山
- そのときは彼によろしく
- マリと子犬の物語
- スマイル 聖夜の奇跡
- ハゲタカ
- ゼロの焦点
- 僕の初恋をキミに捧ぐ
- 岳 みんなの山
- 神様のカルテ
- 僕等がいた
- あなたへ
- 悪の教典
- プラチナデータ
- ルームメイト(東映配給)
- 神さまの言うとおり
- 進撃の巨人
- orange
- 怒り
2018年
2019年
2020年
- ラストレター(ロックウェルアイズと共同)
- 思い、思われ、ふり、ふられ
- 浅田家!(ブリッジヘッド、パイプラインと共同)
2021年
- ブレイブ -群青戦記-
- 燃えよ剣 2021年版
2022年
- シン・ウルトラマン(シネバザールと共同)
- ゴーストブック おばけずかん(制作協力)
- 今夜、世界からこの恋が消えても
- アキラとあきら
- ブラックナイトパレード(制作協力)
- 桜のような僕の恋人(Netflix配信)
2024年
脚注
編集注釈
編集- ^ 戦前に存在した東寶映畫株式會社(東宝映画株式会社)は、当記事の企業の親会社である東宝株式会社の前身であり、関連はあるが別の会社である。
- ^ 『ルームメイト』は東映が製作・配給。
出典
編集- ^ 連結子会社及び持分法適用会社 - 会社情報、東宝WEB SITE、2009年9月15日閲覧。
- ^ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 125, 「プロジェクト東宝チャンピオンまつり 祭り囃子は遠くに」
- ^ 東宝チャンピオンまつりパーフェクション 2014, p. 86, 「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガンメイキング」
- ^ 『子会社間の合併に関するお知らせ』(プレスリリース)東宝株式会社、2020年10月13日 。2021年10月28日閲覧。
- ^ [1]2024年6月8日確認
- ^ 役員 - 会社情報、東宝、2014年2月8日閲覧。
参考文献
編集- 電撃ホビーマガジン編集部 編『ゴジラ 東宝チャンピオンまつり パーフェクション』KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)〈DENGEKI HOBBY BOOKS〉、2014年11月29日。ISBN 978-4-04-866999-3。